http://web.archive.org/web/20161206151251/http://qiita.com/mesaka/items/41ec09a4dae3fba6dd6c
http://web.archive.org/web/20160415161731/http://nunatoi.jp/?page_id=2
流行語大賞受賞や、つるの氏関連で再燃してるので「保育園落ちた」をちょっとおさらいしてたら今さら極東ブログの記事を見つけた。
http://finalvent.cocolog-nifty.com/fareastblog/2016/04/post-2a0b.html
ここで、
これが仮に「中国死ね」や「韓国死ね」という表現であったら、ヘイトスピーチになるのではないか。(中略)おそらく日本人なら「日本死ね」と言ってよいという暗黙の前提があるのではないだろうか。だとすればそこで疑問が続く、日本人なら「日本死ね」と言ってよいのだろうか?
と書かれているのだけれど、今まさに韓国人は自国の惨状をヘル朝鮮と嘆き、それでも(成功するかは別として)変革を求める大きな政治運動が行われているんだよなーと。翻って我が国は、叩かれたり悲しまれたりするのは政府ではなく元増田のほうで、なんだかなぁ(阿藤快)って思った。
ほんの十数年前まではウリナラマンセーの国をバカにしてきたのに今じゃ日本がすぐにファビョるウリナラマンセーの国になってしまったのかもしれない。もちろんあっちにも韓民族の誇りガーとか言う輩はいるんだろうけどさ。
まあ「死ね」を流行語大賞に選んだことや山尾議員が授賞式に出たことへ異論ならわかるし、実際増田も山尾出席については政治性が出ちゃったからどちかというと大反対だな。でも、そもそもの不満や怒りがもっと大きなムーブメントにならなったことは残念で仕方ない。
最近こういうのを平気で言ったり、新聞の投書欄に載せてるのを見かけるたびに貧困で苦しんでる人は協調関係にはないんだろうなと思う。男性社会でいかにキャリアがアップするか、出世するかが重要なのだろう。そこについて行く人は一体誰なんですかね。
正直、大学だから大きく取り上げられてるだけで、低学歴だともっと遥かに頻度は高いし、放置されてる。
俺が通ってた偏差値40台の底辺高校でも似たようなことあったけど、退学処分になっただけでニュースにはなってない。
過去のOBの話でもたまに聞く。しかも地域には噂のかたちでとは言え知れ渡ってる。被害者保護とかない。
http://b.hatena.ne.jp/entry/www.recordchina.co.jp/a156895.html
で「配給会社の買取だった」ことにブコメの話題が集中しているが、あちらの外国映画事情
(中国ではもちろん日本の邦画も外国映画である)について基本事情が全く知られていないようなので少々。
中国(厳密には中国本土)では外国映画の輸入(公開)に政府による本数制限がある。
(少し前に聞いた数字なので今年は少し違ってるかもしれない)
*末尾に追記
これが枠の全て。中国の映画オタは年間64本見るだけで「俺は今年公開された洋画全部見たぜ!」と言えるわけだw
当然、中国の配給会社は貴重な外国映画枠を確実にヒットが狙える作品にしか使わない。
外国映画が興収1億元レベルで終わったら(日本ならそこそこヒットだが)、中国ではたぶん買付け担当者の首が飛ぶ。
外国の映画製作会社としては当然a.枠で売りたいところだが、ここは大激戦区になるのでハリウッド大作や
ドラえもんのような中国市場で確立されたブランドIPのシリーズ作品以外は全くお呼びじゃない。
「なんで君名を売り切りなんて安売りしたんだ?」というより、そもそも輸入枠全体の9割をハリウッド勢が占める中、
「日本映画が中国で公開される」こと自体が年数本しかない狭き門で、実績の無いオリジナル新作アニメが
「中国公開に漕ぎ着けた」(=3億円ぽっちだがb.枠で売れた)だけでも、結構もうけものなのだ。
ブコメでは「中国では無名の監督の作品を7000スクリーンで公開した賭け」が注目されていて、
それは確かにその通りなんだが、そこは配給会社の光線伝媒にとっては、掛け金の一部でしかなかったはず。
「公開規模の大きさ」以前に「実績無い新規IPに外国映画輸入枠を使う」「緊急的な公開」の2点でも大きく賭けてる。
日本での公開から僅か1ヶ月で上映日程発表してるということは、買い付け交渉の開始はまず確実に日本での公開前だ。
すなわち日本での大ヒットという実績が出る前に、確実に稼ぐ使命のある外国映画枠を一枠使う決断をしてる。
もしかすると君名を今年中に公開するために、買い付けてた他の外画1本お蔵入りにして枠作ったのかもしれない。
字幕準備や上映スケジュール調整は特急でやる(その辺は中国企業の得意技だ)にしても、公開自体も異例なまでに早かった。
無名監督のアニメに火をつけるには日本ウォッチしてるようなアニヲタ連中の口コミ(=SNS)が火口として大事だから
「彼らの間で話題になってる内に」と急いだのだと思う。
なにせ中国には検閲がある。外国映画なら公開日程だってお上の内諾が(非公式だが)必要。
物があれば即上映できる国ではないのだ。
最近は綱紀粛正で「賄賂で何とでもなる」わけじゃないので、その辺の許可が間に合うかどうか自体も賭けだったはず。
「大宣伝と大量のスクリーン」は「日本での大ヒット」という一応の根拠あっての話なので、むしろこれは勝算が見込める賭け。
本当に博打を打ってるのは日本公開前から走っているであろう「外国の新規IP買い付け」と「特急公開の準備」の方だったはずだ。
「君の名は。」の中国大ヒットで「アニメ映画は中国市場で稼ぐといいいんじゃね?」という意見が散見されたが、
今年は恐らく興収1兆円超えてくる(日本の4倍以上だ)であろう中国映画市場だが、そこで邦画が稼げる額は
全邦画合計しても基本的に「数億円x数本/年」にしかならないのだ。b.枠を全世界の映画と争ってる限りこれが上限。
もちろん外国映画輸入枠の撤廃があれば別だが、ずいぶん以前からWTOで非関税障壁として問題にされているにも
関わらず、この制度は続いていて近々に撤廃されるとは思えない。何より中国政府に撤廃の動機がない。
(もちろん中国のことであるから、鶴の一声で一晩でひっくり返るかもしれないが)
「数年、あるいは十数年かけてハリウッドと戦える知名度やブランドを中国で築いてa.枠に食い込むのだ」
という長い目での種まきをやる話ならともかく、日本の映画業界の当面の飯の種として考えるのは
ブコメnovak777氏指摘の、けろっと氏による今年の外国映画輸入枠→
https://twitter.com/kerotto/status/806005804486639617
恐らくa.枠10増、b.枠10減、c.枠微増って感じなので、c.枠はハリウッド独壇場としても、a.枠が拡大しているとなれば
邦画にもa.枠に食い込むチャンスが出てきたのかもしれません。
まず金かけた奴が勝つ
同じくそいつら同士が戦うと運が良い奴が勝つ
そんで運も同じぐらいになってそれでようやく頭を上手く使えた奴が勝つ
ここまで来れることは5%もない
クソ
地方の人が言う「地元」ってのは比較的広い範囲(ex.県全体)を指すのに対して、東京の人が言う「地元」ってのは狭くて、もはや隣町は入ってこないみたいな違いは確かにあるね。