2016-12-04

気が付けば、なんとなく人恋しい夜に連絡できる知人がいなくなっていた

普段一人では、ほとんどお酒は飲まないんだけど、今日はなんとなく思いたって、スーパー発泡酒を買って帰った。

飲み会ではそれなりに飲んだりするけど、一人暮らしのこの部屋で誰も相手無くお酒を飲むのは、一年ぶり位だと思う。

350mlを2本開けてほろ酔い気分になった今、ちょっと人恋しくなったりして、誰かと話したいなという気持ちになっている。

それで、こういうときになんとなく誰かに連絡をしてみようかなと思ったのだけど、そういう相手に思いを巡らしてみた結果、

誰一人として連絡する相手が思いつかなかった。

アドレス帳を一通り見ながら、「一人で飲んでたら人恋してく連絡してみたよー」って、気兼ねなく言える人が一人もいなかった。

そういう事実に気付いてすぐ、ああ、これはやばいなと思った。そういう相手がいないこと自体やばいし、それに気づいていない

自分人生の進捗状況とそれに対する意識も相当やばい

これ、いつからだろうと思って、記憶をたどったら、たぶん5年前くらいからだなと思い当たった。

それは単純に年齢的な事情で、それまでそういう時に連絡していた知人は今ではもうみんな結婚していたのだ。

同性でも異性でも、既婚者が、日曜日の夜11時に、独身酔っ払い話に好意的に付き合うことはないだろう。

その昔、みんながみんな独身だったころは、日曜の夜だって、誰かしらは暇だったし、何なら向こうから連絡があったりもしたよなと思った。

今、私のもとに誰からそうした連絡がくるだろう。飲み会の誘いはある。食事の誘いもある。仕事私生活のあれやこれやについて、相談を受けることも時にはある。

だけど、一人で過ごす夜に、ただなんとなく人恋しいなと思った誰かから連絡が来ることは、今はもうなくなった。

私だけが、その場所にいる。今でも。

そういう事実に気付いて、唖然とした。

そんな日曜日の夜です。

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