2016-11-25

アイドルマスターSideMアイマスであること

主旨は「SideMはよく男性に勧められてることが多いけれど、アイマス経験のない女性にもぜひ、触れてみてほしい」だ。

【筆者スペック

20代後半女。765アニメおもしろかった→劇場版めっちゃ泣いた→2014年2月SideM開始の報を聞いて、すっごくうれしくて事前登録をした。おかげさまで立派な課金兵に育ちました。ステップアップガシャは滅んでいいよ。

アイドルマスターSideMアイマスであること

男性アイマス」って表現は、あまりきじゃない。

なぜかと言えば、SideMにはアイマスシリーズからこそある魅力もあれば、SideM独自の魅力もたくさんあるからだ。時々嫌だなぁと感じるのは、特に兼任P(男女関係なく)が前者ばかりを押し出していることだ。

SideMアイマスシリーズの一員であることは事実だし、うれしくも思う。素晴らしい曲が出るのも、信じられないほどぴったりの声帯がつくのも、ライブがきちんと開催されるのも、「アイドルマスター」を冠している(実績があり、かつマニーが動いている)からだ。でも、「アイマスの一員であること」をユーザー側が押し出すのは違うと思う。「アイマスらしい!」いや知らんがな。「アイマスであること」はSideMの魅力のひとつかもしれないが、すべてじゃない。むしろ逆効果にもなる可能だってある。これから315Pになる可能性のある新規ファンは「アイマスであることに果たして魅力を感じるか、ということだ。

10年以上続いたコンテンツは、新しく触れる人にとってはやっぱりハードルがすごく高い。「アイマス」ってだけで身構えてしま友達はけっこういたし、自分最初は正直身構えた。アイマス感を押し出し過ぎることは、たぶんこうしたハードルをぐんぐん上げていくことになる。現在新規女性Pはなかなか入りづらい状況にあると思う。

例えば他ゲーで示せば、FF3が好き、5が好き、7が好き、12が好きってそれぞれいるだろうし、全部好きな人もいる。それでいいじゃん。おいしいとこだけ吸って、ガラパゴス進化を遂げたっていいじゃん。アイマスであることを大事にしている人が多いのもわかるんだけど、それを押し出し過ぎると、SideMの間口が狭くなってもったいない

―――――

私はSideMから入った人が別のアイマスに手を出す必要はないと思うし、他マスPがSideMに触れるべきとも思わない。私自身、他マスのゲームにずっぽりハマることは今後ないと思うし、たぶんライブにもいかない(気に入った曲を買ったりアニメ観たりはすると思う)。他マスの(プレイヤーの代役キャラクターとしての)プロデューサーは明らかに男性を想定していることもあり、Not for meのコンテンツだと思う。そしてSideMには私のような層は少なくない。アイドルマスターというコンテンツすべてを愛すことはできないし、「アイマスらしさ」なんてわからない。961時代からジュピターPや、「アイマス最高!」をうたう他マス兼任Pにとって、私のようなSideM専任Pがどう見えているのか、同僚として見てもらっているのか、というのは正直怖いところだ。

で、SideM界隈を見ていて思うのは、「男性Pにも触れてもらいたい」「既存アイマスファンにこそ触れてほしい」と言う人が結構いる。これがけっこう自分には不思議で、なぜ「男性男性が」という流れになりがちなのだろうか。「男性にも人気の男キャラコンテンツ!」であることは良いことではあるが、それはステータスではない。ほかの男性アイドルコンテンツと異なる特徴ではあるが、それは優位であるというわけではない。というか、765デレミリ課金兵たちの財布を狙って喰い合うより、新規ユーザーの財布を狙ったほうがバンナムほくほくなのではないかな。新規ユーザー向けの営業も、もっとしていいんじゃないだろうか。

BL好きや乙女向け、という意味ではなく、メインターゲットを女性としている、という意味でならば、やっぱりSideM女性向けだと思う。アイマスシリーズ市場拡大という役目があることが考えても、やっぱりSideMは「女性向けコンテンツ」でないとは言えないし、少なくとも他のアイマスシリーズほど「男性向けコンテンツ」ではない。もちろん、既存の他マス男性Pにも良さを感じてほしいし、触れればきっとよさがわかってもらえると思う。けれど、それは男性けが感じる魅力ではなく、女性だって居心地がいい魅力なのだ。「男性にこそ」知ってほしい魅力ではなく、女性ももちろん広まってほしい魅力なのである

記事への反応(ブックマークコメント)

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん