2016年11月17日の日記

2016-11-17

結婚してよかった

仮面夫婦で妻とは口も利かない、寝室も別。

妻は俺と子供が飯を食っている座卓には、近づかずに1人離れて飯を食う。

どう見ても夫婦生活は破たんしている。

ずっと乗っていたスポーツカーファミリーカーに変わった。

ゲームする時間や酒を飲む暇もない。

自由に使える金もなくなり、子供教育費を考えると、安アパート暮らしから抜け出せない。

けど、結婚してよかった。

まあ女に若さを求め、35歳未満の「出産適齢期」のうちに適切な相手を見つけて二人以上出産することを求める一方で、

院を出ろ博士取れ高学歴になれと要求するのは無茶ぶり過ぎると思う。

とは言え学生時代にさっさと相手を見つけて結婚し、修士博士を得て仕事バリバリやるような女性も沢山存在する訳で……。

結局のところ女性が勉学や仕事に集中できる環境を得られるのは何もしなくともモテる美女最初から恋愛諦めてるかのどっちかじゃないと難しいというのを感じる。

この世界の片隅に」は「ものすごい」作品

この世界の片隅に」を昨日観た。昨日は感想を言える状態ではなかった。

まだ自分の心をまったく整理できる状態ではないけれど、感想を書く。

この感想が人の目に留まる可能性は少ないと思うが、もし未見の方がおられたら、この感想を見ずにまず映画を観ていただきたい。ストーリーネタバレほとんどしていないが、これから私の書く情報がない状態で、この映画体験してほしいので。

また、この文章自体興奮冷めやらぬ中書いているので、改めて落ち着いたり再見して考えの変わることもあると思うが、整理されていない最初の印象というのも重要だと考え、勘違いなどがある可能性を承知の上で書き残したい。

この世界の片隅に」は「ものすごい映画」だった。「良い映画」「泣ける映画」ではなく、「ものすごい」のだ。

私もいい年なので、良い映画、泣ける映画を観て涙ぐんだ経験はある。しかし、映画の印象的なシーン一つ一つ思い出す毎に涙がこぼれる映画が、この世に存在するとは思わなかった。

この映画を「観た」というのは正しくない。この映画は「体験する」映画だ。映像・音声の中にちりばめられた何かが作用して、主人公すずの人生を観客が「体験させられる」のだ。だから、後でいくつかの印象的なシーンを思い出すだけで、何かしら感情が「あふれざるを得ない」のだ。

ストーリー自体は、複雑でも何でもない。あらすじだけ読んでも、たいして感動するポイントがあるわけではない(まあ、あらすじとはそうしたものだが)。戦時中の設定であり、ましてやあの広島を題材に採っているから、何かしら悲しいシーンが入ってくることは予想できるし、邪推して「お涙頂戴映画だろ」と言うことはできる。そして、実際にそういうシーンはある。しかし、この映画のすごさは、私が思うに、そういう大枠のストーリーのものではない。

観客は、主人公すずの人生を、バーチャルリアリティのように(と書くと厳密には間違っていると思うが、他に言葉が浮かばない)「体験させられる」のだ。広島と呉の人々の営み、嫁入りした先での苦労、鳴り響く対空砲、町と軍艦を焼く敵機の容赦ない爆撃、無慈悲な時限式爆弾の爆発、そして原爆かがやき衝撃波楽しいこと、嬉しいこと、誰かをいとおしいと思うこと、不安、悲しいこと、喪失感、悔しさ、怒りも、観客は「体験」させられる。それも、普通映画とは違う、もっと深いレベルで、だ。

そのような「疑似体験」が観客側にあればこそ、一見物語上盛り上がりのないシーン、いわゆる「泣き所」ではないシーンの一つ一つを思い出して、涙がこぼれる。だからこの映画は、映画を観ている時だけでなく、印象的なシーンを(喜劇的なものであっても)思い出すだけで胸に迫るものがあるのだ。

昨日、家に帰って虎の子の古備前徳利で酒を飲みながら、「この世界の片隅に」に関する映像片淵監督、主演ののん氏のコメントなどを読み漁った。当然、いくつかのシーンを思い出す。そうするともう、ただもう「思い出す」だけで涙がこぼれるのだ。

私の人生で、こんな思いをさせられた映画は、他にない。

体験させる」仕組み・仕掛けについて、私には残念ながら分析する能力知識も不足している。ただ、映像音楽にちりばめられた何事か(例えば入念な取材に基づく非常に精緻映像や音声など)が、言い方は悪いが催眠術サブリミナルのように観客に「効いて」来るのだ。

非常に限定的な例えで悪いが、漫画ジョジョの奇妙な冒険」に出てくる登場人物である岸辺露伴スタンド能力ヘブンズドアー」。露伴漫画を読んだ人を本に変え、その人の記憶を読んだり、書き込みをすることで人を操ることができる能力。私にとって、この映画は、そのうちの「書き込みをすることで人を操る」に近い影響力を発揮した。しかし、それは何らかの超能力によって発現したのではない、片渕監督が、資金のめどすら立たない6年前から、おそらくある確信をもって様々なものを積み重ね、それに対してスタッフキャストが力を発揮した結果なのだ。私は、その事実に身震いする。こんな「効果」を持った映画が「ものすごい映画」でなくて何なのだろう。

私は昨日youtubeに挙げられた公式の「予告編」の、すずと周作のキスシーンだけでも何度も泣いた。話の展開的に、このシーンが、いわゆる何らかの悲劇の「フラグ」というわけでも何でもないのにも関わらず。普通の「泣ける映画」であれば、、この後周作には何らかの不幸が起こらねばならない。しかし、この映画ではそうはならない。しかし、それでもこのシーンが私には泣ける。

なぜ、私はこのシーンで泣いてしまうのだろう、と私は酒を飲みながら考え、そして気が付いた。この映画で得た「体験」は、それほどに強く主人公すずの人生を私の心に焼き付けてしまったのだ。それは、「すずの人生が我々71年後の日本人と地続きである」というレベルを超えている。これは、私の人生の中では「異常」な体験だ。

大げさなことを書いてしまうが、私は上記のことをもって、この映画が、人類が到達可能なある限界点に到達したか、少なくとも片足をかけている世界最初映像作品ではないだろうか、とすら考える。少なくとも私は、このレベルに達している映画を他に知らない。

(もしかしたらごく短い映像作品では世界のどこかに存在するかもしれないと想像はする)

実は、わたしはこの映画原作は未読である。私が体験した要素が、どれだけ原作から来ているか現時点ではわからない(原作はもちろん今後読むつもりだけど)。

この映画も一回観ただけで、いろいろ取りこぼしや考え違いもある可能性は高い。特にストーリーに対する評価がまるでできていない(これも重要なはずなのだ)。

また、万人に私と同じような「体験」を保証することもできない(そもそも万人向けの作品など存在し得ない)。

それでも、このアニメ映画が「ものすごい」作品であることは、疑いない。そしてこの映画はその「ものすごさ」ゆえに「尊い」。まさしく、神の技に到達した、少なくとも手をかけた奇跡的な映画なのだ

死ぬべきではないたくさんの理由

【追記】

トラックバックありがとう。誰か読んでくれると思ってなかったので返信遅くなりました、すみません

死にたいと思ったことは、これまでは全くありません。

「恥ずかし〜死にてえ〜」みたいに冗談で言うことはあっても、実際に人生を終わらせたい、終わらせようと思ったことは

どんなにつらくても悲しくてもなかったです。

それだけに、この心情の変化に自分自身危機感を抱いたという感じです。

*****

いま過労で鬱になって休職中で、ふっと「面倒だしそろそろ人生終わらせてもいいのかな」と思う瞬間がある。

そういう時のストッパーにしたいので、今死ぬべきではない理由自分勝手にいろいろ書いてみる。

■基本編

・そもそも生きていること自体レアなんだから、わざわざ自分で命を絶つ必要はない。

 死ぬ時は嫌でも死ぬんだし。

他人と比べて編

自分人生なんだから他人と比べてどうこうという話ではないけど、

 病気とか不慮の事故とか経済的理由とか寿命とか、のっぴきならない理由明日生きられない人がごまんといる。

 その中で、自分で敢えて人生を終了させるのは傲慢

自分の年齢で亡くなった人の報道をきくと、「ああまだ若いのに」とすごく思う。

 ということは、やっぱりまだ死ぬには早いんだと思う。

家族

・新婚なんだから、もうちょっと新婚生活を楽しみたい。

・いま死んだら多分、夫はすごく悲しむと思う。もしかしたら同じように鬱になるかも。

 大事な夫が悲惨な目に遭うのは耐えられない。

・同様の理由で、実家の人たちにも多大なショックを与えるからやめておくべき。

 特に母はちょっとおかしくなってしまうかもしれない。両親が健在なうちはやばい

・なんだかんだ、お金負担もかなり掛けるはず。それもやだなあ。

家族自殺したってなるといろいろ世間的な引け目も感じさせそう。それもやだ。

・夫側の親御さんも悲しむだろうな。申し訳ない。

・まだ結婚記念日を祝ったことがない!祝いたい。

旦那誕生日ケーキを焼きたい。今年は買うつもりだけどいつか。

・産むのも育てるのもすごい大変みたいだけど、やっぱり子供も欲しい。

 そもそも出来るかわからないけど、最低限トライはしてみたい。

・とりあえず、大事な人ともっと一緒にいる時間を持っておきたい。バカな話をして盛り上がったりしたい。

仕事

・得意分野の中でもまだまだ成長の余地はあると思う。去年まで未熟だった部分を乗り越えるという体験もっとしたい。

・そもそも働いたことのない分野がいっぱいあるから、将来のパートとかでもなんでもやってみたい。

休職したきっかけになったことを言った人のほうが長生きするの悔しい。元気になってもっと成長して見返したい。

■食べたいもの

都内の美味しいたい焼きをまだ全然制覇できてない!したい。

・美味しいお寿司屋さんと、美味しいおでん屋さんに行きたい。

・美味しいお寿司屋さんの玉子焼きが食べたい。

築地の食べ歩きをしたことがないから、してみたい。特に玉子焼きは食べたい。

流行りがだいぶ過ぎたけど、一度ちゃんとハワイアンパンケーキを食べてみたい。

・芋きんつば食べたい。

中華街で食べ歩きしたい。蒸したての中華まんとか、角煮がはさんであるやつとか食べたい。

露天風呂日本酒をくいっとやってみたい。

クラフトビールの飲み比べとかしてみたい。

都内の美味しいベーグル屋さんに行きたい。有名店制覇したい。

名古屋モーニングを食べてみたい。

・めちゃくちゃお腹が空いた状態で、コンビニ味付け卵を食べたい。

・おしゃれして旦那ちょっと良い店のコースを食べたりしたい。あるいはホテルラウンジとかで甘いお酒を飲みたい。

■行きたいところ編

巣鴨帝釈天は行きたいと思いつつまだ行けてないからちゃんと行きたい。

安産祈願ってやつに行ってみたい。子供できてないけど。

ハワイにもう一回くらい行っておきたい。アイスのお店に行きたいし、前回ガーリックシュリンプを食べられなかったから、美味しいお店を調べて行きたい。

国内温泉にもうちょっと行きたい。

足湯も行きたい。

・昔行ったヨーロッパにもう一度行きたい。今度は夫と行きたい。

パリ行きてえ〜

箱根に行ってみたい。「はこね」って書いた饅頭買いたい。小田急ロマンスカーで行きたい。旦那と。

沖縄行きたい。前回は随分昔だから大人になった今行きたい。楽しそう。

水着買ったのにまだ1回しか着てない!もう一回くらい着ておくかな...

東急プラザ銀座とか新宿NEWOMANとか、話題になったスポット全然行けてないから一度は行っておきたい。

映画館の、ちょっと高いカップルシートに座ってみたい。

池袋かなんかにある、雲みたいなシートのプラネタリウムに行ってみたい。

ラブホテルに行ったことないから行ってみたい。

一人カラオケやってみたい。

肩甲骨ほぐしに行きたい。

・もう一回タイ古式マッサージに行きたい。

代々木上原あたりにあるモスクが一体どうなってるのか知りたい。いっつも気になってる。

■その他やり残してること編

銀のエンゼルが溜まってるのにまだ応募してない!

ウォンカーウァイの映画、まだ観てないやつみておきたい。

・30代、40代、50代の自分経験してないからしておきたい。

 おばちゃんになると肝が座って人生楽しいらしいから、それを体感したい。

・まだ人生において「これで満足!」という感覚を得たことがない気がする。そういうのちゃんとしたい。

仏教的な意味での「人間らしく生きる」っていうのがイマイチ腹落ちしてないから、その辺整理したい。

 というか、「これが人間らしく生きるってことか〜」って思ってみたい。

結婚指輪クリーニングに出したい。

・新しい靴が欲しい。

MA-1っていうの着てみたい。できるうちに流行りの格好しておきたい。

・一度くらい高めのクリスマスコフレを買ってみたい。

・高い基礎化粧品使って、やっぱ高いのは違うな〜って実感してみたい。

ジョジョはもう一回くらい読み返しておきたい。

・ウシジマくんの続き読みたい。

*****

ざっと思い浮かぶだけでもこんな感じか。

利己的でもみみっちくてもなんでもいいから、この辺ちょくちょく思い出して生きていきたい。

美人の方が仕事成功やすいっていうのは周りがちやほやすからというのもあるが、

男の方から寄ってくるので婚活だの恋活だのにリソースを割かずに済むから仕事に集中できるというのもあるんですよね。辛い。

ヌーハラ」にたいして思うこと。

http://anond.hatelabo.jp/20161116140139

すすって食べることを「ヌーハラ」と呼んで批判するとかいうの、すすってでないと食べれないという欠点を持った弱者攻撃しているとも思えるんだけど

ポリコレ的に良いのか?

http://anond.hatelabo.jp/20161117203254

確かに家事やってくれる便利な人がほしいという意味で「女だけど自分はお嫁さんがほしい!!」みたいなこと言ってる女性には色んな意味違和感を感じてた。

http://anond.hatelabo.jp/20161117200105

一般論なのに主語youじゃなくてIで訳されてしまったあたりでそんなにすごくないなあと思ってしまった。

ただ和訳の方は割りと良いと思ったけど。

http://anond.hatelabo.jp/20161117191803

どう見るかは自由だけど、どっちかを悪者にしちゃう書き方は違うと思うなぁ……。

どっちも矜持があるだろうし、問題だってゼロじゃないよ。そもそも違う話なのに。

両方否定すべきじゃないから、私は宮崎監督寄りで書いてみるね?

若い人を年寄りが「人間玩具みたいに軽々しく機械表現させるな」って叱るの、大切だし、すごくありがたい事だと思うな。

私はきっとこれ、後世に残る逸話だと思います…。

http://anond.hatelabo.jp/20161117223542

本文にリンクつけたらはじかれたんだけど、なんだったの

http://gyao.yahoo.co.jp/p/11153/v00008/

Gyaoでひっそりと配信されているM-1グランプリの準々決勝の動画で、準決勝に上がれなかったけど面白かった10組を紹介。リンクから探してね。

ウエストランド…あまり好きなコンビじゃなかったけど、このネタはよかった。

ペンギンズヤクザ子分ネタテレビ受けしそう

晴天サンティ…準々決勝唯一の素人、2人とも声が良い。まあ3回戦の動画ネタのが面白かったかな。

バッドナイス最近テレビでたまに見る人。ワードセンスが高かった

湘南デストラーデ…ワンアイディアネタだけど終始笑える

たぬきごはん髭男爵フォロワーかわいい。ずっと見てたい。

マッハスピード豪速球最後の方ビンタで流血してて笑った。叫び声が面白くて何度も見てしまう。

から蓮根…地味だけどボケ雰囲気が良い

馬鹿よ貴方は…会場も盛り上がっていたのに、なんで今年は上がれなかったんだろう?

金属バット…立ち姿が汚くて良い。ネタテンションおかしくなってる時の妄想みたいな感じで好き

明後日まで配信してるらしいです。急いでみてね。

http://anond.hatelabo.jp/20161117221052

人を攻撃することに何よりもの喜びを感じるみたいなタイプの変な人がいる限り無理だと思う。

http://anond.hatelabo.jp/20161117214631

結婚してよかったし、仮に別れたとしても絶対また結婚したいと思う。

なんでもっと早く結婚しなかったのかと、むしろそっちを後悔するよ

http://anond.hatelabo.jp/20161117222419

元増田が「おまえら結婚するな」って説く動機は世の中に「おまえら結婚しろ」って声が多いからなの?ほんとに?

それこそ可哀想だわ

http://anond.hatelabo.jp/20161117221723

アメリカだとリベラルアーツが重視されてるから事情が違うんだろうけど

日本だと政治限定した知識あんまり学歴と比例してない気がする。当然政治関係専攻してない人の話に限定はされるけど。

その辺の高学歴よりいろいろ知ってる高卒だの底辺大学卒だのどんだけ見てきたこことか・・

その事自体問題だと言われたらそれもそうなのかもしれないけど。

そういや中卒のうちの親は、トヨタ工場勤務以外の職種があることが理解できないようだった

高卒の○○くんがトヨタなのに、お前は大学出たのに変な会社に入って」と詰られたりした(同級生期間工

クラウド時代クラウド禁止会社でサヴァイブするために

世の中の変化についていけていないだけじゃないかという反論もあるだろうが、クラウド禁止会社にいる。

ブラウザ許可されているが、MS Officeくらいのデフォルトで入っているソフト以外は禁止されている。

もちろんWebサービスを使うのは御法度だ。英単語くらいはブラウザで調べてもいいが、文章翻訳は使えない。

最近Officeクラウド連携すればするほど、より導入の壁が高くなり、昔のOfficeからアップデートもされない。

クラウド時代クラウド禁止時代にどうやっていくのか正直わからん

同じ境遇の人がいるのであれば、どうしてるのか知りたい。

http://anond.hatelabo.jp/20161117184139

内容とは関係ないんだけど、「だ・カ・ラ。。。」にイラッとして、以降頭に入ってこなかった。

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