同期の女の子がいつの間にか社内の人と入籍したらしくて人事異動リストで苗字が変わっていた。
まあ本当にただ同期というだけで、飲み会とかもないし仕事でも場所も部署も離れてて絡まないので全然知らなかったのだけれど。
先日帰宅するときに会社の出口付近でその同期と相手とその他数人と偶然遭遇した際に、
二人が一緒に行動する風でもなく皆バラバラと散発的に動いていたのだけれど、直感的に「あれ、この人たち付き合ってるのかな?」と感じたことがあった。
なぜその場にいる複数人の中からその二人についてそう思ったのかが自分でもよくわからなかったが、まあどちらにせよ別に自分には関係ないし、
詮索するのも興味を持つのも野暮であろうと思ってすぐに意識から流していたが、その勘が外れていなかったことを褒めてやりたい。
たった40人に満たないクラス内に8組も存在したカップルに全く気付かず過ごしていたことを卒業後に知らされて立ち尽くした学生の頃から考えると大した進歩だ。
私のような発達障害持ちでも、丸ごと脳の作りが違うからと何もかも諦めてしまわずとも、色々なアプローチと訓練を積めば、時間はかかっても成長・成熟しないわけではなかったのだ。
きっと私の恋愛センサーは30手前でようやっと中学生レベルに差し掛かるかどうかといったところだろうが、今夜は家でささやかに自分の成長に祝杯をあげることにしよう。