2016-11-16

子育て大事だと思ったこと

先日、息子(6歳)と祖母と3人で地下街からビルへ抜けようとしたとき

両手に杖を持った40代くらいで内反足の女性がいた。

女性階段を降りたいが、ためらっているようだった。

周りの人は、近くの店の店員も含めてあまり気に留めていない。

どうせ、すぐ先のエレベーターで待つことになるだろうと考えて

祖母と息子を前に行かせて、女性に「手伝いましょうか」と声をかけてみた。

ありがとうございますエスカレーターちょっと乗れなくて」。

隣に短いエスカレーターがあっても、乗るタイミングが難しいようだった。

少し体を支えて手伝う。

階段は10段ほどだったので、すぐに降りることが出来た。

多少、周囲の目が気になったし、店員さんが「しまった」という顔をしたのが印象に残った。

女性と別れて、エレベーターを待っている息子らの所へ戻ると、息子が一言

「おとうさん、やさしい」。

さすがに照れるけど、それ以上にハッとさせられた。

個人的には、ボランティアにも入るかどうかわからない手助けだったけど、

子どもはその奥に社会性をみたんだと気付いた。

これまで、世間並みに子ども勉強運動の面倒はみてきた。

でも、父親社会と関わっている姿、特に地域ボランティアに参加しているのはあまり見せなかった。

休み子どもを連れて遊びに出掛けるし、学童地域祭りなどで〝やらされている〟役目はあった。

ほかのお父さん方も子どもボランティアしている姿を見せているんだろうかと、ふと考えた。

それからは、子ども公園に行くと、iPhoneばかりしている親たちではなく、

近所の高齢の人たちの輪に交じり、落ち葉掃除を手伝うようになった。

子ども落ち葉で遊びたがるのを止めるのも楽しい

また、子どもが綺麗な公園で遊んでくれるのも、地域の人たちの力があってこそだと思う。

そして何より子どもに身内がボランティアをしている姿を見せるのが良いと感じた。

基本的すぎて、育児本には載っていない話だけど、これは素晴らしいよ。

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