2016-09-28

コスパ云々より、思い入れがなくなった理由を考えようよ

個人的には、結婚子育てコスパで考えること自体否定するつもりはない。

その人にとっては、所詮その程度の存在なんだな、と思うだけだ。

人間思い入れのあるものには金や時間をかけるし、少なくとも思い入れがあるうちは、惜しいとも思わない。

逆に言えば、大して思い入れがないからこそ、選ぶ際には必死コスパ考慮することになる。

婚活なんかまさにそれで、今まで何の縁もなかった人が相手だと、どうしても打算的になりがちだ。

誤解を恐れず言うならば、コスパが良いにせよ悪いにせよ、コスパを持ち出された時点でもう負けている。

もはやチェーン店牛丼程度にしか思われていないということだ。

もちろん、「金や時間に余裕がないから、結婚出産ができない」というのも正しいと思う。

やる気があろうがなかろうが、金がもらえればうれしいから、皆とりあえず反対はしない。

しかし、本当にやる気がなければ、金や時間を与えても、それ以上思い入れのあるものに消えるだけだ。

一昔前の車メーカーを思い出す。

彼らもかつては、若者が車を買わないのは金がないから、金がないから売れないんだとしか言わなかったが、

そもそも需要が減っている事実から必死で目を背けていたようにしか見えなかった。

現在若者が不遇なのは間違いないし、その是正少子化を抜きにしても達成すべき課題である

しかし、少子化解決したいなら、それに加えて考えなければならないことがあると思う。

そもそもなぜ、コスパを考えるほどに、夢も希望もなくなったのか?

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