主人公は、幼いころからアトピーゾンビウイルスの痒みと痛みと醜い肌に苦しめられ、いじめと虐待を受け続け、さんざんな学生時代を送る。
しかし、ひょんなことから容姿に優れた可愛い女の子と仲良くなり、人生初のデートを経験する。
だが、その人は恋愛詐欺師で、今まで必死に働いて彼女に買ってあげたものは全部質屋に入れられていることを知った主人公は人生に絶望して自殺する。
その後、彼女は主人公の葬式に行かないで、だまし取った金で容姿の優れた他の男と楽しそうにデートしていましたとさ。終わり。というストーリーの漫画が読みたい。
「聲の形」では耳の聞こえない美少女であり性格もいい人がヒロインだ。
なぜ身体障碍者は漫画の中心人物になれてアトピー患者はなれないのか。
痒みや痛みで歪んだ表情、かさついてたりドロドロしていて赤くて不潔な肌、醜い皮膚を掻く動作。
どれも人を不快にさせるものばかりだ。だから漫画の中心人物になることはない。
金を払って不快な気分に浸りたい変わり者は少数だ。
健常者が住んでいる惑星地球という名の健常者ランドでは、身体障碍者は金儲けの道具として使われ、醜い非健常者は迫害や差別や嘲笑を受ける。