全く進まない話、主人公と敵キャラがひたすら大した奴だ…と言われ続けてるのにとても低レベルな頭脳バトル、キャラから作者の操り糸が見えるかのような展開。
素人が自分の賢さを見せつけようと無理に拗らせた話を作った時に陥りがちなミスが目白多しだ。
雑なら雑なりに話を進めて押し切ればいい、丁寧に描写するなら話の密度をその速度に合わせて濃くするべきだ。
普通の人間が薄い話をダラダラ進めてもオサレじゃないBLEACHにしかならない。
BLEACHが面白かったのはカルピスの原液自体はそこそこの濃さがあった事と薄めていたのがただの水ではなくミネラルウォーターだったからだ。
こんなただ薄いカルピスを水道水で薄めているだけの漫画じゃ20週で打ち切られるのは間違いない。
そして恐ろしい事にこのペースで続けた結果20週しても全く物語は進まないだろう。
それこそ孤児院の中でダラダラと作戦会議をしては「これはもしやまたママの時間稼ぎか」「まるでママ博士だな」「大した奴だ」と言い合ってるままで終わりの時を迎えるかもしれない。
せめて脱出はして欲しい。
あのベルモンドですら一応地下室からは出れたのだからせめて最初の踊り場までは打ち切りの前に辿り着いてくれ。
読者が抱えているこの不安を作者は分かっているのだろうか…。