2016-09-04

多汗症という呪いについて

私は生まれた時から多汗症である。多感症ではない。

いつどこにいて暑かろうが寒かろうが

全身から汗が吹き出てしま病気の事である


汗をかくだけじゃないか、と思うかもしれない。

が、それが問題なのだ


例えばあなたは好きなアイドル握手会に行くとする。

会場に辿り着いて、順番に並び始めた。

遠くの方に憧れのアイドルがいる!

どんどん近づくアイドル

あなた心拍数も上がる上がる!

さぁ、次はあなたの番だ!


ーーとなった時、あなたの手は汗でビチョビチョなのである

あ、ちょっと待って下さいねーと

ズボン必死に拭いたところで

常時汗は溢れ出てくるので意味がない。

テンパればテンパるほど汗は出る。

から背中から、脇に尻からも汗が噴き出て

結果あなた身体中の水分を失って死ぬ


なんとなく伝わったと思いたい。

そんな感じである


常に汗をかくから基本服は汗が目立たない白か黒、

頑張って紺だろうか。水色は論外、グレーは即死だ。


拭かないと垂れてくるからタオル等拭くもの必須である

忘れたらその日は死んだと思って良い。


多汗症は冬でも関係ない。

ブーツなど履いてみようものなら家に着く頃には汗まみれである


日常用品は防水性の高いものを選ばないといけない。

それに防水性が高くてもベトベトしてくる。



なんとなく気付いたかもしれないが、多汗症重症度には性格が倍率的に掛かる。

人目を気にする、気をやたら遣う、そんな人は重症度が跳ね上がる。


私は掛け値が高い。

何をするにしても多汗症が立ちはだかる。


自分が使っているスマホは人に絶対に貸せない。

トイレに座った後は便座を拭かないといけない。

から借りた本は手袋を付けないと読めない、など。


挙げればキリがないが

多汗症でなかったなら全て気にする必要はないだろう。



そもそも、これを書いていて気になってきたが

多汗症はどの程度周知されているのだろうか?


あなたの周りに汗っかきの人はいないだろうか?

その人は周りから見ればただの汗っかきだろうが、

人生汗の所為で苦労しているかもしれない。


この汗っかき、やたら気を遣ってくるなぁとか

手、体が触れるのを嫌がるなぁとか

そういった反応があれば優しくしてやってほしい。



最後になるが、

いつまで経っても進歩しない多汗症への治療について、

1日も早く特効薬が開発される未来を願ってやまない。


読んでくれてありがとうございました。

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