2016-08-29

チケット転売が無くならないのはコンビニのせい

チケット転売高額取引問題話題だけど、解決方法スマホを利用した電子チケット化を行い本人認証の徹底とキャンセルの簡略化をして、チケット=紙での物理取引を行わせないようにするだけです。

なぜそれが出来ないかというとチケット販売を行うプレイガイド物理的な発券処理を行うコンビニ業界がズブズブだからです。

大手プレイガイドコンビニ株式比率

ぴあ | セブンアイグループ合計 20%

ローソンチケット | ローソン 100%

イープラス | ファミリーマート 8.2%

というわけで、物理発券をコンビニで行わせる事がプレイガイドとしての使命なため、電子チケット化に踏み切れない実情があるのです。

自民党 IT戦略特命委員会で発表している電子チケットについてのレポートぴあ自体がまとめていて、それが非常に判り安いですが

デリバリー(発券)の75%がコンビにでまかなわれており、これに付帯するビジネスプレイガイドが止められないということです。

http://activeictjapan.com/pdf/141112_jimin_it-toku_pia.pdf

そもそもプレイガイドチケット転売屋を敵と認識していません。

ぶっちゃけていえばプレイガイドとしてはチケットファンが買おうが転売屋が買おうが知ったこっちゃ無くて、決められた座席数を捌けさえすれば良い訳で、あらかじめチケットをまとめて多数買ってくれる転売屋さんは大口顧客ですらありえるからです。

改めて今回の反対声明を上げているリストを見ると、アーティストイベント名前が挙がっているけれど、チケットの一時発行を行うプレイガイド名前がありません。

http://www.tenbai-no.jp/

転売反対を言うのであれば、一時発行を行うプレイガイド名前を連ねていてもおかしくないように思えるのですが入っていない。

なぜなら、この声明を出している人たちもまた、プレイガイドの怠慢を理解していて、声明の矛先としてプレイガイドが含まれいるからです。

でも、アーティストイベントにとってチケット集客販売処理を行ってくれているプレイガイドに対して文句を言いづらいのです。

しかもこのプレイガイドという商売場所の確保と集客が決め手なため、先行利益が生じやすく、後発のベンチャーが入りにくいという実情もあります

プレイガイドが商習慣を変えられないのが問題なのに、チケット転売屋悪者のように報じられている。これを理解すると今報じられているこの問題見方が変わるかもしれません。

  • しかもプレイガイドやコンビニはどんどん謎の手数料を上乗せして稼いでいるしな。 チケットを確保する手数料がかかるのは良いとしても、先行手数料、申込手数料、発券手数料、シス...

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