もちろん、憲法を改正するのは第一歩である。ところが、憲法を改正しただけでは人権はなくせないという疑惑がある。
憲法は人権を追認しているだけであって、憲法に規定がなくても人権は依然として存在すると考えられるからである。
そもそも人権というのは、国際社会がその基盤として認める考えなので、ひとつの国の憲法では規定できない可能性が高い。
たとえ、日本が国民の全員一致で、人権のない憲法に改正したとしても、国際社会から批判され日本製品の不買運動が起こったり、経済制裁を受ける可能性がある。
じゃあ、人権という考え方は人類の歴史にこれからずっと存在し続けるのだろうか。
それも信じ難いことである。