2016-07-28



褒めて欲しい気持ちをチラつかせながらメールを送ると、すぐに望み通りの答えが返ってきた。
彼の考えていることが理解できる。
元々、仕草言動を細かく観察して、相手思考をあてたり好みを把握するのが得意な方なのだ
友人の誕生日プレゼントをあげて、「これちょうど欲しいと思ってたやつ!!」と言われるようなことが何回かあったし、この感覚には結構自信をもってよいと思う。自分で言うけれど。


彼の考えることも割とわかる。
彼は素直なのだ
そして目が悪いのだ。
から私のようなものを好きになる。


何かの本に、「男は自分のことを好きな女を好きになるけど、女は自分なんかを好きになる男なんて」と書いてあった。
安野モヨコの『ハッピー・マニア』には「こんなのじゃないの もっとカッコイイ人がいいの あたしみたいな女の子スキになんかならない カッコイ男の子」というモノローグがある。「わああぁん」と泣き叫ぶ主人公の絵が印象的だ。

この、自分存在を根っこのところから痛めつけて阻害してしま感覚が、多くの人に共通感覚ならば少しは気が楽になるなぁ。


私は彼のことを把握しているし、私のことも把握している。
自分の底の浅さ。見え透いた餌をまいてしまうところ。
それに素直に引っかかってしまう彼の美徳が、どうか自分とは関わりのない世界で保たれますように。

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