アニメを見た後はその感想や評論を見るのが好きなんだけど、アニメについて書かれたのはだいたいキャプを貼りながらあらすじをなぞっていく系か「ポストモダンが〜」的な頓珍漢な論考ばっかりな気がする。
大学時代はオタサーっぽいところに居たこともあるけど、「天使ちゃんマジ天使」「にゃんぱす〜」的なアニメを通じた表層のコミュニケーションばかりなのでつまんなかったんだ。表面をなぞって記録をつけたり、アニメをツールにコミュニケーションするのは楽しいからしょうがないね。でも、それだけじゃ物足りない。
ところで、町山智浩という映画評論家を知ってるだろうか。彼の映画評論は監督の来歴、物語の背景、ストーリーに隠されたパターンなどを駆使して「隠された構造を暴き出す」という楽しみを聴いている人に提示してくれている。
町山智浩氏はオタクっぽさが滲みでているが深夜アニメなんて評論してないので(まどマギ劇場版はやってたかな)、町山智浩っぽい深夜アニメ評論があれば教えてください。監督を含め、作画脚本スタッフ、声優などの来歴を踏まえて縦横無尽に評論したら面白いと思うんだけどね。『エヴァ』や『まどマギ』など、いかにも「ストーリー考察」しやすいものは既にやられているけど、露骨な萌アニメの評論でも「ゴチうさ2期のED作画陣が凄い」などという話題も有ったのでそっちが見たい。
町山智浩はいろいろな視点から多少暴論っぽく語るところが面白いけど、 あそこまで映画に詳しい人間が少ないからこそ成立してるわけで 無駄に重箱の隅々まで知っている面倒なオタク...
昨日、ハウスオブカードの紹介をしている人ってことで初めて知ったけど。 このドラマは、原作がイギリスなので”シェイクスピアのマクベスとリチャード三世を下敷きにしているんで...
そうそう、町山の魅力はときどき見せる暴論さだよな。