2016-07-03

マレフィセント(2014)の感想を読んでいると、眠れる森の美女(1960)を見ずにマレフィセント(2014)を体験している層というのがいるということにびっくりする。

びっくりするのはおかしくて、少し考えればそれは当たり前だった。

映画館で新作はみるけど、昔のアニメ映画なんてディズニー作品だとしてもそうそう観ない層というのは普通にいるよね。

金ローがなければ天空の城ラピュタ(1986)すら見たことがない人間もっと沢山日本にいたはずなんだ。

だけれども、例えばふしぎの国のアリス(1953)をみないでアリス・イン・ワンダーランド(2010)をみてもアリス世界キャラクターがよく分からないように、眠れる森の美女(1960)をみていなければマレフィセント(2014)が何に対するカウンターとして表現されているかよく分からないままになってしまうんじゃないかな。

別に元の作品を知らなくても楽しく観れればいいじゃんってのはそうなんだけど、マレフィセント(2014)なんかはカウンターパンチを繰り出すことが目的みたいな映画だし。

実写ディズニーが昔の作品のリアレンジに固執する限りこのモヤる感覚は続く気がする。

記事への反応(ブックマークコメント)

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん