2016-06-21

マイクロソフト牛尾氏の思い描く姿が日本で出来たら

まず、喋りに難があるプログラマエンジニアIT業界の正常系コミュニティから全員退場させられる。

牛尾氏は今年になって何かに取りつかれたように「アジャイルが浸透してない日本ヤバイ」「DevOpsが導入されない日本ヤバイ」という旨のブログエントリや講演を繰り返しており、その姿は一時期の某武雄市長の姿を彷彿とさせる。

彼が繰り返し言ってることの一つとして、日本人は成果を上げるのに資料を作りすぎだ、というのがある。アメリカでは資料作成は最小限にしてあとは口頭で表現しているが、日本はそうじゃなく資料に頼るから生産性が低い、という論法。手を動かす工数は最小限、いや動かさなくても良い、とにかく目的だけ明確にして会議なりプレゼンなりに臨むべきという考えだ。

それ自体一見間違いではないと思う。最小の工数で最大の効果を得られればそれで良い。

でも、口でカバーすることが得意じゃない、いわゆる「口下手」人はアメリカではどう扱われるのだろうか?

答えは簡単アメリカではそのような人は「障碍者」扱いされるので、IT業界でまともな職にありつけなくなるだけだ。何しろあの国はいわゆる「口下手」な人はおしなべて吃音者扱いされ、かつ吃音症が障害認定される制度であるので、障碍者カテゴリにぶちこまれおしまいさらに言うとアメリカ障害者雇用の面では日本よりも劣っているのが実態で、ここ10年ほど障害者雇用人数は右肩下がり。毎年確実に雇用者数と雇用率が増えている日本とは正反対の動向だ。

仕事出会アメリカ人が皆口達者であるのは何故か考えたことはあるだろうか?コミュニケーションプレゼン教育を幼少期から叩き込まれ教育制度の影響もあるが、このように口下手な人を障碍者カテゴリに追いやる仕組みが備わっていることは見逃せない。

牛尾氏はそのようなアメリカ社会理想形として考えているようだ。つまり口下手な日本人プログラマエンジニア障碍者として、特例子会社テスターとしてせいぜい頑張るか、アマゾン倉庫で汗水たらしてください、と。本人はさすがにそこまでダイレクトに言わないが、理想としているのはそういう社会だろう。

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