2016-06-15

(2) 考慮対象魚種資源

申請者の定置網で漁獲された魚種組成は、年間漁獲されるのは60種を超える。主な魚種は、イワシ類、サバアジ類、イカ類、ブリカツオシイラサワラフグ類、カマス、ハギ類、トビウオ類等であるが、漁獲構成占有率は年により異なる。平成18年はイカ類が優占し、平成20年カタクチイワシ、平成23年ブリ平成25年マイワシと交代している。優占魚種銘柄の占める割合は、21~55%で、過半数を超える年は少なく、多くの20%以下の魚種銘柄により漁獲が構成される。1%以下の魚種銘柄は数十種に及び、少量多種の魚介類が漁獲され、占有率の上位5 種~9 種で漁獲量の80%を超える。

この様に優先種が入り替わるので、特定の魚種に漁獲圧力がかかるとは考えられない。

事実当地の定置網は400年以上の歴史があり、申請者の定置も50年以上継続して操業されている。このことからも、待ちの漁法であり枯渇が懸念される魚種は見当たらない。

また、クロダイ稚魚の放流なども行われている。

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