2016-06-15

350の秘密

運動をした。しかし末路は悲惨だった。

瞑想をした。それでも末路は悲惨だった。

睡眠をとった。末路は悲惨のままだった。

男は望んでいた。悲惨ではない末路を。

幸せが欲しいわけではない。ただ、ただ、悲惨な末路を迎えたくなかった。

その一心プリントアウトして病院へ行った。大脳破壊されていた。

健康な者達が憎い。自分の有り様を見ると涙が出た。自分未来想像すると恐ろしい恐ろしい気分になった。

男の憎しみの対象は次第に増えていき、男はメンヘルになった。

月日が経ち憎しみの対象が350数えた時、世界は一転した。

『350』。男は思い出したのだ。大破寸前の大脳に残る微かな記憶厚労省推奨値、野菜350g、ニクハダメ・・・

運動瞑想睡眠野菜人生の4大基本要素が揃った。そこには悲惨な末路はない。



我々はせねばならない。運動瞑想を。

我々はとらねばならない。睡眠野菜を。

大事に。

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