(多く「…もものかは」「…はものかは」の形で)ものともしない。物の数ではない。なんでもない。そっちのけにする。「世間の非難も―政策を断行する」
テッド・チャンの「あなたの人生の物語」という短編集の中の「地獄とは神の不在なり」の405ページ、後ろから7行目終わりからの文章が、
とあったけど、全然意味がわからなかったから調べたら、そういう表現があった。
なんとなく字面から「のにもかかわらず」と読み替えればその場では意味が通ってそれが偶然合ってたからよかった
まだまだ知らない表現あるんだなあと思ったけど、翻訳としてわざわざわかりにくい表現をチョイスするのはどうかと思う。
もものかはなんて、30年生きてきてそれなりに小説も読んできたけど初めて見たから、今はほとんど使われてない(知ってる人も少ない)んじゃないかなあと思うけど
翻訳とかそれの校閲とかを生業にしてたら、そういう感覚とはずれちゃうんだろうな
まあ自分が知らなかった=知ってる人少ないはずっていうのが乱暴だってのは百も承知だけど
わざわざ権威高く書くためか、自分こんな言葉知ってるんだぜ的な感じで珍しい言い回し使いたがるのはやめてほしい
特に翻訳ものなんて、翻訳って時点でまず伝わりづらいんだから、そこからさらに変にひねられたらどうなるかは想像するまでもない
そういう気持ちも分かるけども、皆がそれを是とすると、どんどん言葉が失われていって、日本語が貧しくなっていくと私は思う。 「やったぁ、新しい言い回し見つけた!」くらいの気...