2016-05-16

メタルおじさんにこそ聞いてほしいBABYMETAL

メタルじゃないからなんだかんだと皆さん仰るけど、まあだまされたと思って一度ライブに着てほしい。9月東京ドームかあるから、是非


一見さんの多いフェスFC限定小箱ライブを除く大規模会場国内公演でのBABYMETALの客層は大きく分けて三つ

メタラー特にアイドル偏見はないが、ドルオタではない)

ドルオタメタルは知らない)

ミーハー女子コスプレじみた格好をしている


③はリピート率が低いし、スタンディングエリアには殆どいないから除外するとして、

一見似たような風貌をしている①と②の差は「ケチャ」等に代表されるオタ芸が滑らかにできるかどうか、それから開演前なにをしているかでだいたいわかる。



BABYMETALの開演前SEはザ・王道メタルばかりで、メタルを少しでもかじっていれば非常に楽しく開場~開演までを過ごすことができる。

例えばマスターオブパペッツが流れればフロア全体が拳をあげて「マスターマスター!」と叫んだりする。勿論まだメンバーバックバンドも出てきてない。客はSEを聞いて好き勝手エアギターしたりリズムに乗ったりして勝手に準備運動をしておくことができる。



BABYMETALの開演前SE大御所メタル詰め合わせプレイリストだったのはかなり初期からだけれど、客がみんなでシンガロングしたりするようになってきたのはここ二、三年のことだ。つまりメタルがわかる客が増えてきているということ。

これは単にメタラーの流入だけではなく、元々②側のお客さんにメタル布教することによって元々アイドルオタクだった層をメタルに取り込む、つまりアイドルCDを買ってたお金BABYMETALだけでなく他のメタルバンド還元することが出来ているんではないかなと思う。

なぜって客の絶対数はそんなに増えてないからだ(さいたまスーパーアリーナ幕張メッセを埋めた後のライブ横浜アリーナというキャパティ小さめの会場であることからも明らか)



BABYMETALMCの代わりに、ナレーションコメント的なもの映像を放映するのだが、必ず一番最初に「アイドルによってメタルをはじめとした音楽日本音楽業界から駆逐されつつあった。その現状を憂い、"狐様(=プロデューサーと思われる)"は三人の少女を遣わしたのである」みたいなことを流す。言い回し記憶ベースなので適当です。

まりそもそもBABYMETALアイドル一強の音楽シーンに一石を投じたいという意図があり、その道具としてアイドルを使うという皮肉じみた戦略を取っている。

から本来もともとメタルが好きであるメタルおじさんたちはBABYMETALターゲット層ではない。



しかしこれまた皮肉なことだが、BABYMETALライブを一番楽しむことが出来る客はメタラーなのだ。わかる人にしかからない故に面白いのがオマージュからだ。

こと細分化されたジャンル同士でモメがちなメタラー諸兄も共通言語としての王道はおさえているはずだし、BABYMETALオマージュ元ネタはそれを外さない。(バカにされがちなジャパメタに対してはわりと突っ込んだネタまで持ってくるが)

前述のナレーションライブツアータイトル曲名歌詞ギターリフ様々なところでオマージュは見受けられる。

引用されるのは例えば、

・Metal JusticeMETALLICA

・TRILOGY(イングウェイマルムスティーン

・NEMESIS(ArcEnemy)の歌詞の一部

・THE END OF THE CENTURY聖飢魔II)の歌詞の一部

等々。

それとライブ終わりの「We are BABYMETAL!」のコールアンドレスポンスを何度も繰り返すくだりはXのライブと同じ流れ。

これは前提知識の有無で気付けるかどうかが分かれるので、自分が気付いていないところもたくさんあると思う。もし他にもあれば教えてほしいです。

まあ要するにCDだけではもったいないなんてことはメタラーのぼくたちが一番よくわかっているわけだから、一度ライブに来て、自分たちは歓迎されている、そして縮小の一途を辿るメタル市場じわじわとこんな形で伸びてきていることに対して喜びを感じて欲しいなと思っている。


曲はドメタルなのと全然違うのとで両極端だが、この点は上田剛士氏の起用に関する話なので割愛する(出来ればどこかで上田氏およびTHE MAD CAPSULE MARKET'Sとその後の邦ロックシーンについても文章に起こしておきたい)

曲が一番大事じゃねーか!というご意見はごもっとも…。CD音源だとデジタル要素が強い曲もライブ生演奏だとかなり音作りがメタル寄りになっていてそんなに違和感はない。

ANVILの映画を見るくらいのテンション東京ドームに着てくれたら良いなと思って書きました。

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