2016-05-06

歌舞伎座で見る日本の闇

歌舞伎無形文化財指定され、歌舞伎座の1番良い席は2万弱もする。(舞台の完成度としては、2万弱を払ってもいいくらいの価値はある)昔は、庶民の娯楽であったが、今や日本が誇る伝統芸能。娯楽ではなく芸術である

しかし、観客に芸術を観るマナーが備わっていない。「オホホ」と高らかに笑うような高貴な人であれとは言っていない。普通でいて欲しい。しかし、高齢者にはそれが通じないということが歌舞伎を観に行くと身に染みてわかるようになる。

演劇音楽舞踊…と様々なジャンル舞台を観てきたが、歌舞伎断トツで最悪である。それは高齢者が多いから。居眠りはしょっちゅう見かける。しかし、居眠りくらいはどうでもいい。ビニールのガサガサ音からまり、隣の人とのお喋り、携帯を鳴らす、携帯ディスプレイ確認挙句の果てには上演中の写真撮影マナーという以前に犯罪であるサルでもわかる

もちろん、熱心なファンマナーの良い方ばかりであるが、特に関心もなく来て(友人の誘いなのかバスツアーだかなんだか知らんが)場を荒らすような老婆たちがどうしても目立つ。一切物音を立てるなということではない。しかもこのご時世、学生のほうが明らかにマナーが良い。「最近の若者は」というあの定型句はもう使えない。

結果、こんな老害のために私は今日税金を払うのかとやるせなくなる。歌舞伎座は華やかな世界である一方、日本の闇を見る事ができる場所。この世の終わりが近い。

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