2016-04-27

剥離と乖離

表現で剥離と使うと乖離と言い間違えたと指摘され誤用と扱われる。

しか乖離という表現一般的だと知った後でも、どうも剥離の方がしっくりくる時がある。

乖離淡々距離が離れていったイメージ

剥離は無惨にベリベリ剥がれ堕ちていったイメージで、そんなイメージから剥離を選びたいような気がしてきたりする。


(追記)

上記の文章を書く前に調べたら知恵袋で似たようなことを質問してる人がいてそこでも大体一般常識から~という論調ボコボコにされていた。

トラバ概念物理的かの違いは分かりやすく納得がいったが、ブコメは大体一般的から~とかい物言いばかりで、そういう話をしているのではないのになと思った。

選手の延々と永遠も、自分はやっぱり延々派だけど所詮ツイッターだし本当に「永遠」と言いたかった可能性もあるなと思うし、それが悪かというと悪ではないよなと思う。

彼の場合普段から色々と突っ込まれやす発言が多かったから強く言われてしまうんだろうなと思う。


常識とか一般的という考え方も危ういものだ。

そもそも言葉というものは元来変化していく前提の下にあるものだ。歴史がそれを証明してもいる。

文化言葉はいつでも発展途上にあるもので、だからといって古いものが悪いわけでもないが新しいものが悪いわけでもない。

古いものもかつては新しかったものだし、似ている意味の諺や慣用句がいくつがあるものもあったりする。

延々と永遠みたいなのも意味は容易に想像がつくし結果大半がほぼ同じ意味だととることができるだろうから片方が100点でもう片方を0点とするまでの差はないだろと思う。

正式で厳格な論文とかならともかく呟きや日記程度で堅苦しい言葉の使い方や使い分けを強要するのはつまらないなと思う。

(そもそも論文とかの方が一般的に分かりにくい表現文章になっていたりもするが)

果物普通包丁で切っている人に対して果物を切るとき果物ナイフしか使っちゃダメだというようなものだ。

文章を書いた者があえてその言葉表現を選んだ意図意味想像するのも一つの価値となるはずだ。


知り合いの英語教師から聞いた話だが、正しい日本語言葉の使い方だなんだとうるさく文科省指定したりするのは日本くらいで、

海外では野放しなので、日本が教える外国語と実際現地で一般的に使われる外国語に大きな差が生まれしまっているとか。

そんな中でも漢字語句の読み方というのは語句表現比喩用法よりも明確に正しいか間違ってるかが分かりやすく決めやすものだと思う。

しか現実には明らかな読み間違いですら常識化されて、それが一般的になってしまった例がいくつもある。

それに比べると表現語句用法というのは厳格でなくてもよく、個々の好みや裁量が広めに許されるべきだろうと思うが…。

ブコメでも文学的表現であればしっくりくる方を使えばいいというコメントがあったが、表現の話なんだからそういうことを言いたかった。


あとキャラクターシナリオの剥離の記事は書いてないし読んでもいないが、その場合にも意図によっては剥離使うのもありかと思う。

剥離はくっついてたものが離れるという意味というコメントもあったが、だからこそそっちが合うように思える時があるって話をしていた。

まあトラバ概念物理の話が本当なら乖離が正しいと思うが、既に結構よくある誤用例らしいし後に使用許可される範囲が広がっていくのかもしれない。

自分の言いたかった内容と大半のブコメ民の理解乖離していたので長々と追記を加えることになってしまった。

  • 辞書で調べたら、 「剥離」は物理的に分かれることで、 「乖離」は概念的に分かれることを指すみたいよ。 でも、言葉のイメージってあるよね。

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