2016-04-17

テスト

匿名ダイアリーに何を書いたらどう出るのか試してみつつ、昨日のSWITCHインタビューについて書いてみる。

山中さんが、かつては研究者として自分を作ってきたが、監督(つまり、大きな研究所を率いる立場)の役割はやったことがなくて不案内という話をしていた。全くその通りだと思う。というのは、大規模な研究を全体としてmanageする人と、かつての山中さんのように実験研究自体に全てを投資する人というのは、同じ人である必要が必ずしもないと思うという意味

もちろん確かに、研究のもの(今日〜今週〜今月〜今年やる実験を考えて、試薬買って、マウス飼って、飼育ケージ掃除して、マウスのgenotypeと匹数確認して交配の計画立てて、投与して解剖して組織遺伝子調べて、、)をずっとしてきたから見えるものはたくさんあって、それが研究現場理解して大きな方針を立てるときに役に立つ。でも、こういう実験のすぐ近く以外にも研究マネジメントにはやるべきことがたくさんあって、お金を集めて、発表して、ラボメンバー指導して、別の先生企業と協力・交渉して、、と、幅広いスキルがいる。その全体から見ると、実験や狭義の研究自体スキル範囲が狭い。確かに実験研究はコアの部分ではあって、既にたくさんの実績がある人にはお金取りや発表のスキルもあるが、メンバー指導や外部との協力あたりは個々人でのバラつきが尋常じゃない。粒がそろってない。多少でも一律な部分のある訓練をしないし、そういうことがうまくできるかどうかは、トップに立つかどうかを決める材料にさほどならないから

なんか、もっといい分業ってないのかなぁ。専門的すぎて、あまり手が出せないのかな。

もちろん、山中さんは人間的にも親しめるし、適任だと思う。でも、彼にもきっと何かはある欠けている部分を、うまく補えるパートナーは準備してあげられているのかな。一緒になって、お互いが自分の事だと思って対等に話し合って進めていけるような、有能で主体的パートナーが?

記事への反応(ブックマークコメント)

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん