もしそんなものが生まれながらについていたとしたらどうだろう。
どんなにがんばっても自分では外すことができないのだから、卑屈になんてなっている場合ではない。
ところがそのパートナーは永遠に自分の性欲処理を手伝ってくれるのだろうか。
ただもし、自分の両手足がないとしたら、自分ひとりでは自由に性欲処理ができないのだとしたら、それは生活に多大なる影響を与えかねない深刻な問題に違いないと思えたのだ。
わたしは彼の考えに倣って障害者を擁護しようとは思わない。でも、特異性に対する理解は必要だと考えている。
”自分一人では性欲処理をすることができない”
その一言を口にしなかったのは彼のプライドか、果たして本当に愛情を伴う単なる不倫だったのかそれはわからない。
しかし、多くの障害者が抱える問題に理解を求めることのできる稀有な瞬間だったのではないかと思うと、彼の口から説明が欲しかったような気がする。
あくまで「自分だったら」だけど、性欲を抑える薬を飲むか、そういう手術なりをする。
20年ぐらい前までは国が優生手術してたっぽいな
それが正しい選択なんだろうけど、当人になったときに選択できるかは別物だよ 自分だけできなくて、できるようになることはない、って相当しんどいと思う 乙武さんの場合はせめて...