2016-03-22

日本政府現在方向性に少なからず疑問を持ちながらも、どう行動すればよいのかわからない人々がいるはずである

この文章は彼らに向けて書かれたものである

私がこれから書く内容はデモ集会への参加を促すものではない。私に言わせればデモ政府への反対集会は表面的な抵抗に過ぎない。必要なのはまず政府が何かを理解することである

政府とは何だろうか?それはシステムだ。だがそのシステムを動かすにはエネルギー必要だ。現在この国ではそのエネルギー兵役労働役などの形ではなくもっぱら徴税の形で調達されている。

そして、その徴税政府に渡されるのはそもそも政府保証したのでなくては、何ら価値のない紙幣だ。つまり政府紙幣価値保証することによって、エネルギーが滞りなくシステムを動かせるように調整していると言える。

この滅亡への道を加速しながら進んでいくシステムを止めるために我々が取れる行動は二つある。

一つはそのシステムを外部から停止させること。革命である。これはあまりにもよく知られすぎている。

もう一つはそのシステムを内部から停止させることであるシステムの維持にはエネルギー必要である。そしてそのエネルギーは人々が政府を信用することだけによって価値を持つ、紙幣によって調達されている。ならばエネルギーを減少させるためにはその紙幣価値を下げてしまえば良い。端的に言えば政府に対して「現在あなたたちのやり方を支持しない」と言うことを伝えたいのであれば、「この紙幣自分はもはや価値を見出さない」と表明するだけで良い。

ではどうやって表明するのか。まず、今すぐには使うことがないであろう貯金日本円ベースではなく、別のもので置き換えることだ。外貨は手っ取り早いが、実のところどの国も内実は統制・計画経済という似たりよったりの内容である。また、国家主体を信頼しなければならないという点で損失のリスクは大きい。

では金はどうか。しかし、いざ金を蓄えると言っても家に置くわけにもいかない。やはり金庫を使ったりせいぜい「金を持っているという権利書」をやりとりすることしかできない。それに、金の価値需要によって左右される。つまり金原子を用いた革命的な産業が興ることによって金価格は上昇し、代替素材として安価炭素が使えるようになれば価格は下落する。多くの人々の人生にとって金とは表面を眺めて楽しむ程度の使い方しかないはずだが、こうした別の要因で需給が左右されるのは資産の置き場所として適切とは言えない。

暗号通貨はどうだろうか。例えばビットコインには開発者コミュニティ存在している。彼ら自身が保有するビットコイン価値を上げたいと思うならば、より安全貨幣を作り、信用を得る以外にない。もし開発者たちが利用者たちの声を聞かなくなれば、利用者たちは開発者を信用しなくなり、結果としてビットコイン暴落するだろう。他にも実用に耐えうる暗号通貨開発者たちは存在している。ビットコインを使わなくても別の暗号通貨割合を増やせばよいだけだ。

翻って、現実国家では、貨幣の発行機会は政府によって独占されている。いくら独自の「ポイント」を考案しようが、それが日本円ベース取引されていることは明らかだ。だから政府国民を舐めきっている。いくら誤った方法貨幣を作り、裁量で人々の価値に介入しようとも、誰もシステムエネルギーを滞らせずに使ってくれるからだ。

政府が隠し切れない量の借金に振り回されていることは誰もが知っているはずだ。簡単に言えば事態はこういうことだ。一昨日は頼まれたので一万円貸したら一万二千円になって戻ってきた。昨日は頼まれて十万円貸したら十三万円になって戻ってきた。今日、利子をつけて返すから百万円を貸してくれと言われている。金額が少ないうちは誰かが貸してやるだろう。しかいつまでもは続かない。この借金をどうにかするためにはすべて踏み倒すか、自分貨幣を大量に刷って「言われた分は返しました」と言うしかないだろう。このようなことがあった後も、政府の発行する貨幣が唯一の貨幣として信用され使われるのであれば、いずれ同じことを繰り返すだろう。

もし我々が政府エネルギーの使い方が間違っていると気づかせたいのであれば、貨幣が独占されたものだとみなすのをやめることだ。そして、常により信頼できる暗号通貨のような資産への乗り換えを検討すべきだ。もしあなた反政府デモに参加した帰り道に、政府の発行した貨幣飲み物を買って飲んだことがあるのであれば、それは政府に対する暗黙の支持を表明したのと同じである

つまるところあなたは代わりに通貨としてのビットコイン日本円と交換して、その買い物をビットコインで決済すべきだったのだ。

*筆者はビットコイン全面的に支持しているわけではないが、有名な暗号通貨ということで代表としてビットコイン名前を出している。暗号通貨詐欺が多く、現状をよく調べずに買うのは危険であると警告しておく。

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