2016-03-21

「今の日本映画は駄目だ」と人は言うけど

考え始めたキッカケ

2015年 この映画はいったい誰が観に行くんだ!?大賞 結果発表http://hakaiya.hateblo.jp/entry/2016/03/13/162933を見たよ。

上位の方は「フンフン」となってたんだけど、6〜8位は映画館で観ていて、しかもそれなりに面白かったので「お!」となりました。

それで投票コメントブコメを読んでくと「今の日本映画は駄目だ」っていう主旨のコメント多いけど、そうなのかな。

分けて考えた方がいいんじゃない

  1. 時間つぶしができればそれで良いという映画
  2. 映画作家が何かを主張しようとして作った映画

と分けて良いと思うんだけど、1.に分類される作品を取り上げて「今の日本映画・・・」と言うのはどうかなあ。

映画 暗殺教室」は間違いなく1.だと思うから映画好きな人達が、わざわざそんな映画言及してくのは違う気がする。

時間つぶしができればそれで良い」なんて映画がはびこるから駄目なんだよ!という主張をする人もいるのかな。

でも、そういう映画しか見ない人の方が多いでしょ。そして興行的に考えると、多い人の方に焦点あてないとだよね。

なんで、そんな風になってしまうのか

映画作家が何かを主張しようとして作った映画」の面白さが解んないんだろうね。

映画を見慣れてないと、余計そう思うかも。

そして、その面白さをちゃんと伝えてくれる人がいないんだろうね。

取るに足らない作品面白可笑しくあげつらうことはできるけど、良い映画のどこが良いのか、何が良いのか語れる人が少ないんだろうな。

単なる素人は、あげつらって楽しんでも良いと思うし、良い映画の良さを語れなくてもいいと思うよ。

でも、映画業界の内側にいて「日本映画をなんとかしなきゃ」と思ってる人達は考えて欲しいんだけど、日本映画を駄目にしてるのはあんた達なんだよ。

質の高い批評空間を作れないから、その中に出てくる作品も今一つになるんじゃないかな。

そもそも「良い映画とは?」

この定義難しいよね。

「今の日本映画は駄目」なら、いつの日本映画なら良かったの?って聞きたい。

そしてそれに答えるには「良い映画とは?」について持論がないと答えられないね

駄作をあげつらっても良いと思うけど、併せて「良い映画とは?」についての考えも聞きたいな。

おまけ

「良い映画とは?」についての持論は僕もまだ持ててません。

エンドロールが流れた時に、身体の中に何かが広がって、少し余韻を味わってから席を立ちたいと思うときは「良い映画だったな」と思うけど、それだと定義曖昧だね。

なので、2015年に観た日本映画面白いと思った10本を挙げておきます

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