「ラノベ」とは、もともと読者側から発生した呼称、つまり俗称であって、
実際に90年代から2000年代初頭までは読者側しか使っていないものだったし、
それ以降も「分かりやすいから」ということで新興のレーベルが採用したにすぎない。
では90年代のラノベはラノベじゃないのか、と言うとまた議論になるだろう。
「うちはラノベじゃない」と明言しながら、ラノベ出身作家にイラスト付き小説を書かせているレーベルもある。
ソフトカバー単行本レーベルをラノベに含むかどうかで、市場が膨張しているか縮小しているかの結論も変わる。
書店でだって、一つの棚に並んでいることもあれば、棚が分かれていることもある。
「じゃあラノベレーベルを定義してください」という話にしかならない。
何がどうなっても上手い定義じゃないよね。
もちろん定義しえないものとして扱ってるんで、瑕疵はあるよ。 この場合、じゃあより妥当な定義はあるのかって話になる。 なんかあんの?