ある時、うちのチームに来た人が超絶仕事ができなかった
コミュニケーションをとっていても、その時はわかりましたと言ってても、でてきたものがズレる。
念のためにその場で復唱させても、目の前でメモとらせても、ズレる。
それでもその人を育てようと、これまで何人も育成しているエースをつけて毎日MTGもして、
細かくめちゃくちゃ要件がズレにくくして、細部にまで指示しても普通の人より圧倒的に遅い。
しかもその人のためのドキュメント作成などの「翻訳」に他の人の工数も使うのでめちゃくちゃ時間がかかる。
ドキュメントもっと細かく作ればとか言われるかもしれないが、他の人たち(十数人のチーム)がそれがなくてもできてるのに、
最終的に周りの時間も使いすぎたので、結局半年で離任してもらった。
コミュニケーションのとれなすぎさから見て、何かしらの発達がうまくいってないのでは、と今でも疑っている。
こんなに仕事ができない人は、いったい何を糧に生きていくんだろう、と思った。
その後、その人ができなかった仕事を引き継いでやってて、ちょっとしたTipsを検索してたら、
あんなに時間かけて育てようとしていた間、業務時間中にいっぱい投稿してたみたい。
あれだけもとめた要件のアウトプットはでなかったのに、技術系のTipsを投稿しまくってたみたい。
(もっとも、この投稿がなくても一般的なレベルの成果は出せなかったと思うけど)
少数なのだが、細かいTipsをいっぱい投稿してくれるその人を称賛している人がいて、僕はもにょった。
けど、彼はこうした少数の称賛を糧にして、生きていたのかもしれないな。