宗教 vs 科学 のように相反するものとして語られることも多いけれど、本当にそうなのか?と考えてたどり着いた仮説。
科学の中でも数学の起源は古く、紀元前数万年の壁画からもその記録が見つかっているそうだ。
だが「宇宙とは何か」「生命とは何か」に迫るような、例えば天文学、地学、生物学のような学問が大きく発展し始めたのは
せいぜいこの400年くらいだろうか。分野によっては更にずっと短い。
その理由としては、望遠鏡や顕微鏡、重機、地球規模の移動・通信手段が発達しなければこれらの学問は発展出来なかった
のだろうと思う。
宗教の成り立ちとは
「今いるこの場所とはどこなのか」「自分や身の周りの生き物は何者か」
これらの疑問・不安に答えられる科学がほとんどない時代に、それでもなんとか合理的な仮説を見つけようとする作業から
始まったのではないだろうか。観測出来る状況から仮説を立てる作業というのは現代にも通用する科学の姿勢である。
現代から見ると真実とは思えないような神話も、当時の技術力では解明出来ない事象をなんとか説明するための
仮説と考えればつまり、宗教とはその時代の科学だったと言える。
たぶんその後宗教は人々の間に広まり、権力と結びついたり対立したりするうちに色々ややこしいことになったのだとは思うけど、
科学の理論は発表された後も検証、反証を繰り返して発展するものだ。
宗教も発展し続けていくといいと思う。
思うて学ばざれば殆しを地で行く仮説だな
津波の被害から学び「ここより下に家を建てるな」と石碑を作っても 世代を重ねるうちにいずれ家を建ててしまう。人間にはそういうところがある。 法であれ教訓であれ、なんとか広め...