2016-02-16

パスポートの期限が足りずに海外旅行に行けなかった。

先日卒業旅行海外に行く予定だったが、タイトル通りパスポートの期限が足りずに海外旅行に行けなかった。大勢旅行だったのがせめてもの救いだった。

本気でヘコんだ。しかしヘコんだ理由海外旅行に行けなかったことではなく、自分のあまりのだらしなさにヘコんだ。

自分は何をやっているのだろう。こうやってみんなと思いでを作れないのも、きちんとパスポート旅行前に確認しておかない自分のだらしなさがもたらした。

そういえばあの時も自分のだらしなさで皆に迷惑をかけたっけ。

大学生活の4年間頑張ったこともあったがだらしないことが本当に多かった。

バイト遅刻は何度もしたし、授業に全く出ず単位ギリギリになってしまったり、帰省のための飛行機を二度乗り過ごしたこともあった。

やらなきゃいけないことはいつもギリギリゼミではみんなのお荷物だった。何も貢献してないし迷惑しかかけてない。

このまま社会人になるのは本当にだめだと思い、自分を変えることにした。

そしてその一環として、過去現在未来の3つに分類して大学生のうちにやっておくべきことを書き出し、この失われた10日間で全てやりきろうと考えた。

その中に部屋の大掃除というものがあった。自分のだらしなさを克服するために徹底的にやるつもりだった。

年2回の大掃除とは違って、なぜ部屋が散らかるのか、どうしたら部屋が散らからないのかとにかく考えた。

そして一つの考えを導き出した。でも掃除の話はどうでもいいから置いておく。

なんとなく今日書きたくなったのは、大掃除中に昔の彼女から置き手紙を見つけて会いたくなったということ。

大学2年の1年間、僕はある女性と付き合った。本当に笑顔が可愛くて、明るくて、一緒にいて楽しい人だった。

最寄り駅が奇跡的に一緒だったため、何度か一緒に帰っているうちに好きになり、3度のデートの後告白して付き合うことになった。

付き合っている期間は本当に楽しかった。そして彼女が大好きだった。

しかし、付き合って1年経った頃、お互いの気持がわからなくなり別れることになった。

別れた当初はなんとも思ってなかった。別れる時が来たんだなーくらい。

でも1ヶ月後激しく後悔した。学校にも行かずに1週間くらい泣いてた。

なんであんなに大好きだった彼女を手放したんだろう。後悔してもキリがなかった。

でもそれでよかった。前に進もうと思った。とにかく毎日しっかり生きようと思った。

そして別れて以降一度もきちんと話す機会がないまま四年になり卒業目前となった。

卒業旅行に失敗し部屋の掃除をしているそんな時、当時の彼女から手紙を見つけた。

昔のモノは整理したつもりだったが、たまたま他の色紙に挟まっていて生き残っていた手紙が出てきた。

内容はなんてことない、この前はありがとう、また今度楽しみにしてるねーというかるい置き手紙だった。

当時の楽しかった記憶が鮮明に蘇った。

これはきちんと話をしないといけないと思い、会おうと思った。

今やるべき「過去」のことに分類した。優先度は高い。

さすがに2年ぶりの連絡なだけあってとても緊張した。

なんとかラインを送ったがいつ返ってくるか、それとも返ってこないのかドキドキしながら待った。

返事は来た。好感触だった。

相手も同じことを思ってたらしい。卒業するまでにきちんと話がしたかったと。

しかし、向こうには彼氏がいて2人で会うのは彼氏申し訳ないとのこと。

その代わり電話なら大丈夫だと言われた。

話ができるだけありがたいと思い、二つ返事でオッケーし1時間後に電話をかけると言った。

1時間で話したいことを整理した。

・別れ際正直になれなくて申し訳なかったこと

・付き合ってる当時は本当に楽しかったこと

・本当に彼女と付き合ってよかったこと

主にこの三点だった。

言いたいことが言えたらすぐ切ろうと思った。彼氏にも悪いし。

でも電話は思いの外3時間も続いた。

上の三点、当時の心境、楽しかった過去の思い出、反省している過去の思い出、現状、共通の知り合いのこと。

とても楽しくてあっという間の3時間だった。

そして彼女は変わらず明るくて一緒に話していて楽しかった。

とても安心した。話せて本当に良かった。

彼女には本当に幸せになってほしい。そんな初めての気持ちさえ芽生えた。

このまま話せないまま卒業することにならなくてよかった。

会いたい人に会う、話したい人と話す。

こんな大切なことすらできていなかったが、大きな一歩が踏み出せたとおもう。

感謝

  • うぐぅ・・・「おれはほんとにだめだぁ」みたいなオチをまっていたのになんかほっこりしてしまった。くやしい。

  • まさかの2月号(いろいろな意味で)。 http://anond.hatelabo.jp/20160202122127 香りの記憶 香りとかメロディとか、言語化しにくい感覚と記憶が結びつくと、その記憶が掘り起こされたときよ...

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