なるほどなーとおもったので書き残しておく。
まず、人の体のエネルギー源は、長期保存と短期保存の2種類がある。
で、だいたい生命活動に必要な栄養は燃焼しやすい形に変換されて使われる。それが短期保存として書いたヤツ。
消化・吸収したらいったん短期保存の形になっていて、過剰分は長期保存に適した形に変換される。
これだけだと、脂肪を燃やすには、飯を食わず運動すればいいとかいう発想になってしまうが、そうではない。
実は、短期保存の容量は決まっていて、だいたい300kcalからアスリートで500kcalぐらいらしい。
運動の間は、ほぼこのタンクからしかエネルギーが供給されない。
そのタンクが空になった後はどこから捻出しているかというと、脂肪から脂肪酸やグルコースにするのはコストが高いため、脳の活動に必要な糖や筋肉にしようとおもっていたアミノ酸とか、あのへんから消費される。
つまり、それ以上はほとんど脂肪は燃えない。頭がおかしくなるだけだ。
しかも、その状態が続くと飢餓状態と呼ばれる状態になり、どんどん脂肪をためこむ状態になる。脂肪は肝臓や皮下脂肪として蓄えられるが、それを使うのはとんでもない!と体が認識する。なのでどんどんやせなくなる、というメカニズムだそうだ。
やせるためには、1回の食事を上記のタンクを超えないようにすること。とくに、朝はカラッポなので300kcalぐらい摂る。そこからだいたい4時間おきくらいに食事を取るとベター。
脂肪は、貯蔵量さえ超えずにとっていれば、ずっとゆっくりだが脂肪をグルコースに変換する作業を、肝臓がやってくれている。だから、ゆっくり長く運動を一日一回行い、タンクを空にする時間を作る。
とくに糖質制限しすぎると、脂肪ではなく脳から栄養が使われてしまうので気をつける。糖質とらなければ脂肪も吸収されづらいはずだが、そもそも脳の活動を抑えるのはよくない。