2016-01-26

日本人正義に則った判断や行動ができないかもしれない

『What would you do?(あなたならどうする?)』というアメリカ番組がある。

これは差別現場や困っている人を役者に演じさせ、それに出くわした一般市民

どういう反応をするかを見る社会実験的な番組だ。

例えば、高級ブティック白人店員役者)が黒人の客(役者)に対して、

過剰に万引き客の可能性を警戒し、身体検査をしたり差別的暴言を浴びせたりする。

それに対して、一般市民の客が抗議の声をあげるかどうかを隠しカメラ撮影するのだ。

抗議の声をあげた勇敢な客は、種明かしされるとともに、番組MCから褒めたたえられる。

 

この番組を見て思い出したのは、乙武君のイタリアンレストランの件だ。

あのレストランの店主は明らかに障害者差別を行っており、乙武君は被害者の側だ。

それにも関わらず、私が見た限りでは、ネットでは乙武君を批判する声が多数派だった。

障害者差別をしてはならないという社会規範が、日本国民には共有されていないのだ。

もし日本で『What would you do?』が放送されたら、出てくる一般市民は全員、

顔にモザイクをかけられてしまうのではないか。

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