2016-01-16

今年39になるニートだけど、無職ニートは完全に才能です。

プロ無職の心得。

http://anond.hatelabo.jp/20160116085640

ここでも書かれているが、無職ニートを続けるのはある種の才能だと断言していい。

不幸なのは現代社会(というか人間に限らず集団社会)ではむしろ害悪しかないことだけど。

これにプラスアルファで、クリエイティブな才能とかを兼ね揃えていたら、なんとかやってける可能性がある。


無職ニートには誰だっていつだってなれる。

でも普通なら1年も持たないし、3年5年と続くと絶対自分もそろそろまともに・・・という気分になる。

だけどニートの暇すぎて死にそうになるような生活が、どういうわけか肌に合う俺のような人間もいる。

やることが多すぎて暇じゃない、ニート楽しすぎワロタwwwwなんてのは、ただのビギナーかまだまだ若さが溢れてるだけだ。


朝起きる、適当サイトを見て回る(と言っても数は極端に少ない)、溜まったアニメリストを眺める(視聴するまではなかなかいかない)、

Googleの真っ白なスタートページを眺めて、パソコンを離れて部屋の中を歩き回って、またGoogleを見て、また歩き回っての繰り返し。

これを日が暮れるまで続けて、腹が減ったと思ったらなんか食って、思っても面倒なら食わないで、気付いたら三日間ぐらいナチュラル断食してたり、

たまになぜか気が向いたらアニメでも映画でも小説でも一気に消化して、気に入ったら同じものを1年でも2年でも毎日毎日見続けて、

春になったら散歩でもしてみようかと思って、10時間以上も膝が痛くなろうが構わず毎日歩き続けて、かと言って色んなところに行くわけでもなく住宅地徘徊

欲しいものがあっても数日後には綺麗さっぱりその気持ちも消えて、それを知ってるから何も買わずに何もせずにいることに子供の頃から慣れていて、

ただ床に座って壁を眺めていて、瞑想するわけでもなく、壁のシミを数えるでもなく、それが自然とできてしまって暇とは思っても決してその退屈が苦痛には感じない。


これが異常なのかどうかは知らないけど、多くの人にはやろうと思ってできることではないということは知っている。

俺の親族にはなぜか無職ニート引きこもりが一時は6人もいたが、それでも10プレイヤーは俺の他にあと1人だけだ。

連絡を取り合っていたが、社会復帰していった彼らは常に暇であることを嘆いていた。

まあ、金の問題もあったんだろうけど、それ以上に退屈が苦痛だったんだろうな。


自分で言うのもなんだが、俺はべつにコミュ障ってわけでもないし、対人恐怖症でも人見知り気味でもましてや鬱病でもない。

進んで誰かに関わっていくわけではないが、親とも親戚とも明るく普通に話せるし、人の目を見てありがとうと言えるぐらいの心の余裕はある。

これでも20代就職していたこともあったけど、辞めて、ニートして、就職して、辞めて、ニートしてを4回繰り返した。

辞めた理由もすべて、ニートに戻りたかたから。

ブラックホワイト経験したが、仕事や人付き合い自体はべつに苦痛でもなく、辛くてもまあなんとかやれてた。

それでも、やっぱり1年もするとニートに戻りたくなる、というよりもあの退屈と非生産性恋しくて堪らなくなる。

在宅ならいいのかと思って、アフィを3回試して、ラッキーなことに3回とも月20万以上をコンスタントに稼げるようになったけど、

やっぱり何もしないでただ日が暮れていくだけの日々が恋しくて仕方なくなって、ある日すべてを投げ出してしまう。

株とFXにも手を出してみて、株は失敗したけどこれまたFXでは運が良くて、それでも稼ぎ続ける気には到底なれなかった。

適度に刺激にある生活、これが俺にとっての退屈なんだと気づいてからは、もう10年もほぼ何もせずにいる。

たまにこうして気が向いたら、なんかアクション起こしてるけど、前回は去年の夏だかに2chに数行書き込んだぐらいだな。


やりたいことも、やることも、なーんにもない。

自分の体も、自分気持ちも、どーでもいい。

べつに無感情なわけでもないし、素直に感動もするし、だから心が麻痺してるってわけでもないだろう。

俺にとってはこれは素晴らしいことだけど、羨ましがられることはあっても、本当の意味理解はされることは稀だろうな。

それでも、俺と同じような人種は確実に存在するし、俺はこれを神様が与えてくれた才能だと思ってるよ。

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