2015-12-14

南斗五車星ラオウとの直接対決回避するべきだった。

注1)北斗の拳ネタバレ有り

注2)再掲

南斗五車星は、全員が全員、なぜかラオウタイマンを張って散っていった。

でもね、と思うわけです。

おまえらのやることはそうじゃねえだろ、と。

ただし、五車星と言っても横の繋がりは薄く、各人自由裁量であったので、組織的な行動には向いていなかった。

そもそも戦意のない者もいた。

五車星が動き出したときにはラオウの遅滞行動が必要で、それに殉じた。

五車星がユリア親衛隊的な性質を強く持つ集団なので、戦略的行動に不向きだった。

まあ、それはわかるんだけどさ。

その上で。

せめて、リハクくらいはもっと根本的な対策を練ってもよかったんではないか。

いや、別に独裁主権保有者を誘き寄せてドカンて戦法も嫌いじゃないけど。

①外部勢力と結ぶ

基本的な話です。

拳王軍が強大だと言っても在野に対抗勢力が全くないわけではありませんでした。

それらをうまく誘導して、拳王軍に向かわせる。

拳王同盟を結成し多正面を強いれば、拳王運用に掛かるストレスは増加します。

収奪地を奪い取る

物語舞台は概ね荒野です。所々に点在する集落からの上がりが軍を養っているとすれば、これらを押さえていけば、自然拳王軍は困窮していきます

食えない軍の末路なんて哀れなものです。瓦解して、いくつかの群盗に化けるでしょう。

ただし、拳王軍の特色として、各地の守備隊の頭には強力な駒を配置している事が多いので、気を付けます

勝てるヤツは潰して、難しければ逃げればよいのです。

補給路を潰す

糧秣の運搬というものはとても難しいものです。

まして荒野の運搬であれば、導線にも自ずと限界が出てきます

ここを襲います

収奪地を押さえることが出来なくても、そこから出る資源拳王軍本営に届けなければ結局は同じ事です。

自然拳王軍は本拠地に戻る事になるでしょう。

④反撃に対して

はいえ、理想通りに事が進む訳ではありません。

お互いに運動戦特化の軍事力であるので、向こうに同じ事をされるとこっちも似たような状況に陥ります

また、補給が困難になり、収奪可能地から余分な収奪を行えば、民意も離れていき、ゲリラ戦の展開は難しくなっていくでしょう。

更に、ラオウという無敵のカードが向こうにはあるのも大きいです。

流浪の将であるユリア率いる五車星は拳王軍の接近を関知し次第逃走を図ればよいのですが、本拠地もつ勢力は、おそらく順繰りに潰されてしまう可能性があります

それはそれ、他人同士の流血は望むところなのですが、規模の小ささから、五車星のみでは収奪地の運営は困難が予想されます

基本的には同盟勢力に運営を任せ、友軍として補給を受ける形になると思いますが、これが困難になるでしょう。

しかし、逆に好機でもあると言えますラオウは唯一無二であるから、同時に二つ以上の場所には存在できません。

ラオウ不在のエリアでは支配域を大幅に広めることでこれに対抗します。

⑤ここまで書いておいてナンだけど

組織運営はとかく面倒なものです。

ラオウが面倒になって拳王軍を解散、ラオウ個人に戻ってケンシロウのように風来坊然として迫ってきたらどうしましょう。

その場合、逃げればよいのです。

情報網もない時代、個人の情報収集能力には限界があります

組織力のないラオウなんてただバカ強いだけの男です。

こちらも地下に潜伏して逃げ回れば遭遇する危険性は低いでしょう。

ラオウ死ぬ

北斗の拳の初回で、同じく風来坊バカ強いケンシロウも水の入手に難儀していました。

ラオウ監視し、行く先の井戸を潰し、集落を焼き払うことで殺せるかもしれません。

しかし、まあでもユリアは君臨したい人じゃないし、勝利条件もないよね。

  • リハク「ラオウを倒す方法を思いついた。外部勢力と結び収奪地を奪い取り、補給路を潰してから反撃するのだ」 ジュウザ「俺は雲。人の決められたことなど従わない」 シュレン「めん...

  • 増田に浸っていると、時たま、ものすごくオモシロい文章に突き当たる。 そんで、ブログとかなら追いかけられるンだろうけど、増田の特性上、追いかけられない。 しかも、ネットから...

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