親御さん、大変ですね。
私は女で、不登校の経験があります。現在産休中ですが、公立中学校の教師をしています。
私も、息子さんと同じように中学校1年生で不登校になってしまいました。勉強、友人関係、部活動、それぞれがちょっとずつ嫌でそれが積もり積もって学校に行けなくなりました。息子さんとは少し違うかもしれませんが、よろしければ参考にしていただければ幸いです。
私の母親も、無理して学校に行かなくても良いというスタンスでいてくれました。それにとても救われたことを覚えています。父や兄は学校に行かない私を疎ましく思っているようでしたが、直接は言ってこなかったです。
でも、そのせいか、行かなくてもいいんだという思いが私の中で増長して行かないのが当たり前になっていきました。息子さんもそろそろそのようになっている頃かと思います。私は中学校1年生の12月頃から学校に行かなくなり始めて、たまに無理して行くときはありましたがその頻度もどんどん減って、3年生では1度も教室に行かなかったです。
不登校のピークは中学校2年生でした。何カ月も家から1歩も出ませんでした。俗に言う引きこもりです。中学校3年生になると、相談室登校というかたちで通うことが増えました。何人か、私と同じような生徒がいました。そこで不登校同士仲良くなったものです。
その相談室にも来れないような生徒もたくさんいました。私のクラスには不登校の生徒が私を含めて4人いましたが、うち2人は相談室にも来ませんでしたし、卒業式にも出席していませんでした。
不登校の長期化でいちばん怖いのは、高校受験をしないこと/しても高校にも通わず不登校になること です。
中学校に行かなくても、なんとかなります。高校で挽回すればよいのですから。でも高校で不登校は、難しいです。将来に大きく影響します。
元増田さんは講演会などにも足を運ばれて勉強なさっているようなのでご存知かとは思いますが、不登校の理由で最も多いのは「なんとなく」というものです。なんとなく学校が嫌だから。なんとなく行きたくないから。私も中学生の頃、不登校の理由を聞かれる際には「よくわかんないけど、行きたくない」と答えました。でも、本当はよく分かっていました。心のうちを晒すのが嫌で言えませんでした。そのような子も多いと思います。あのとき、行きたくない理由を母や先生に伝えられていれば、何か変わったかもしれません。
中学生は、自分の考えを認めて欲しい。でも恥ずかしい。気持ちを言葉にする能力がない。そんな時期です。多感な時期の子どもの心を紐解いていくことは至難の技ですが、もしそれができるのであれば、解決の糸口が見つかるかもしれません。ぜひ、お子さんとたくさん話し合ってもらいたいです。その際は「学校に行け」という態度ではなく「お前のことを心配しているから助けになりたいんだ」というスタンスを貫いてください。
不登校は、長引けば長引くほど、学校に行きづらくなります。それを越えるには大きな「きっかけ」が必要です。たとえば、学年が上がるとか。
私は「中学校」という環境が嫌だったので、高校に入学してから不登校は終わりました。私と同じく、相談室に通っていた子たちも高校では楽しくやれていたようです。中学校に行かなかったことで体力面に難があり高校では毎日母親に送迎してもらい苦労をかけましたが、学校に行ってくれるだけで嬉しいと母は言ってくれていました。本当に心配させたのだと反省して、高校は頑張りました。
息子さんは、「学校」が嫌だとのことですね。また、新しい環境も嫌うということで、外面的なきっかけより内面的なものがあるといいです。
息子さんの気持ちを大事にすることはとてもいいことですが、息子さんの将来を想った行動も必要になってきます。○月○日は学校に行こうと約束をしてみてはいかがでしょうか。無理なら無理で良いのです。その代わり、家で勉強をさせましょう。
ひとつだけ言えるのが、せめて勉強だけでもしていれば、なんとかなるのだということです。学校の授業にどれだけ遅れをとってもかまいません。何もやらないよりずっといいです。勉強をさせて、少しだけでも将来のことを考えさせてみてください。なにか変わるかもしれません。
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