2015-11-07

マジレス

そもそも『農作物』は何から出来ているか原子レベルで見たら、上位3つは炭素水素酸素であり(順番は不明)これらは水と光合成で取れる。

4番目が窒素、5と6番目がリンカリウムであり、これら(&7番目以下も含む)が『土に含まれ養分』であり、単に植物を育てるだけでは奪われる一方のこれらを補うものが『肥料』の正体だ。

なかでも19世紀までは大問題であったのが窒素だ。もちろん窒素空気中に多く存在するが、窒素分子三重結合を解くことは容易ではない。豆やクローバーといった植物や、シロアリのような動物空気中の窒素栄養源に出来るらしいが。

(これを大々的に可能にしたのがハーバー・ボッシュ法であり、だからこそ『水と石炭からパンを作る技術』であったわけだ)

三重結合していない窒素は様々な形で土の中に含まれる。その中にはアンモニアを筆頭に、水溶性の物も多い。水溶性窒素は、植物栄養となる前に川などを経由して海に行くものも多いわけであり、

から海で魚を獲ってきて肥料にするというのは窒素循環システムとしては理に適っているわけだ。

もちろん、海の魚をそのまま肥料にすると塩害で酷いことになるから注意しないといけない。

三重結合していない窒素アンモニア尿素といった形で人や動物排泄物にも多く含まれから、有機野菜というのも窒素供給法としては合理的ではある。

ちなみに日本場合戦前までのは人糞というのも貴重な肥料(上で書いてきた窒素供給源)だったわけだが、

ウ●コの中の窒素割合というのも人によって結構違うらしく、結局は『良いものを&たくさん食べている人のウ●コの方が肥料としては適している』なんて話もある。

http://anond.hatelabo.jp/20151106223331

記事への反応 -
  • おお、すげー。勉強になりました。 検索上位は家庭菜園関連が多かったから、魚とか出てこなかったんだろうか。 お公家様の野菜…いい。

    • そもそも『農作物』は何から出来ているかを原子レベルで見たら、上位3つは炭素・水素・酸素であり(順番は不明)これらは水と光合成で取れる。 4番目が窒素、5と6番目がリンとカリ...

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