最近、とてつもないブスが頭に浮かんでくる。
4月から7月は小学生の時、同級生だったドブス まぁ、世の中の美しいとされている顔とは正反対の女が見えてきて苦しかった。
寝ようとしていると、急に出てきたりと震えていた。
その他の理由も重なりに重なり、7月くらいには気を病んで、ロープを買っていた。結局、試験後に部屋の掃除に来た母親に捨てられた。
色々と辛くはなるけど、ブスは出てこなかった。
また、大学に戻ったら今度は同じ学部で同じ学年のとてつもなく醜い女が、急に見えてきたりして苦しい。
目をつぶると浮かんでくる。その女がおぞましい顔で、汚い笑い声を発して笑っているところが。
悪魔みたいである。こんな醜くないと悪魔に怒られるかもしれない。
顔を近くで見ると、化粧をしていることが分かる。醜い。美容整形外科医も匙を投げるだろう。美容院のチラシなんか渡されないだろう。
そして、自分とあの女の容姿の共通点が多いと、鏡を見て思う。最悪だ。自分も汚いのだ。
学部と学年が同じだから、この醜い女と授業が同じであることが多い。
みんな平気そうな顔をして座っているけど、自分はもう見るだけで泣き出しそうだ。
大学の中に落ちている、ミスキャンパスで選ばれた数人との顔の共通性のなさ、コントラストに震える。なんでみんなこんなに顔が違うんだ。
今日は美学の授業で見た。とてつもなく醜い顔で、一人で座っていた。講師がたまに発する、アニメネタにおぞましい斜めの横顔で、汚い声で笑っている。
美とは一切関係ないためか、ずっと生協で買ったであろう高いだけの富士通製のパソコンでなんか別のことをしている。マウスを持ってきて、カチカチとうるさい。
醜女は周りを気にしない。周りを気にしていたら、とっくのとうに自殺しているだろうから当たり前かもしれない。
なんていうか、ブスを美人にしてくれ。こっちが死んでもいい。あまりの醜さに可哀想だ。スカートを一度も履いている姿を見たことはないし、授業を受けている様子を見ていると彼女は外見の醜さが故に孤独なのがよく分かる。