昔はもっと(といっても20年位前とか)ひどかったし、
けが人なんて、毎年何人も出てた。出るのが当たり前だった。
それでも、来年からは組体操やめようとか、この競技はやめようとかそういうことにならなかった。
もちろんそういうことを訴える教師や保護者はいたけど、全体の空気感から、
むしろ、こういう問題に対しては、昔は補助員を増やすとか、練習時間をもっと設けるとか
下記のデータは、運動会、体育祭前の体育の時間の年代ごとの推移だが、
明らかに、近年に近づくにつれ、どんどん減っていっている。
http://www.mext.go.jp/component/b_menu/other/__icsFiles/afieldfile/2013/08/23/1338732_2.pdf
さらに、こちらは1990年、2005年、2014年の文部科学省(旧文部省)の
「健全少年育成のための方針」における「健全少年育成の身体の育成に関する方針」だけど
http://www.e-stat.go.jp/SG1/estat/Pdfdl.do?sinfid=000002589110
http://www.e-stat.go.jp/SG1/estat/Xlsdl.do?sinfid=000001199687
http://www.e-stat.go.jp/SG1/estat/Xlsdl.do?sinfid=000001199688
2014年はそもそも、「身体の育成に関する方針」が、まるっと章ごとなくなっている。
体育に対する時間的、金銭的、人的なコストが減少されていった原因であると推察できなくもない。
また、同書「健全少年育成のための方針」では、同時に安全基準についても記載されているが、
そちらについては、下記マキタ・ノリオさんの著書に詳しく書いてあるので、参照するといいと思う。
現在の教育の場における安全基準と、コスト削減方針の矛盾がわかりやすく解説されている良書だと思う。
つまるところ、教員の(補助員としての)能力不足や慢性的な人手不足、安全基準の向上に伴って、
旧来のコストのかけ方が現実的でなくなったところに、ボタンの掛け違い、歯車の噛み合わなさの元凶があるような気がするが、
皆さんはどう思うだろうか?
個人的にはそうは思わないなぁ 昔の方が生徒の数が多かったはずだし。今のほうが、生徒対教師の比率は良くなってね? むしろさー。 組み体操10段とか、異様に無理のある方向に向かっ...