何かを割ると、中から何かが出てくる。このルールは、色んなゲームにも使われるし、最近は
おもちゃにも使われている。タマゴ型のおもちゃを半分にすると、おもちゃが出てくるやつも多いよね。
何かを真っ二つにすると飛び出してくる、みたいなのは、すごく楽しいよね。
しかし、僕はふと思ったんだ。
やっぱり中から何か出て来る系の原型は、タマゴにある、と僕は仮定している。
でもさ、受け継がれていくのは、一部だけなんだよな。
白いタマゴの中に黄身があるという発想から、この商品が出てきたはずだ。だけど、受け継がれていくのはそれだけ。
中からドロッとしたものが出てくる、とか、ゆでるときとなまたまごのときの2種類があるというのも、
ぜんぜん受け継がれない。
どうしてだろう。ゆでたまごとなまたまごの関係のほうがすごいと思うんだ。真似するなら、そっちのほうがいいと思う。
なのに、なにかの中からなにかが出てくる、というほうが一般的には真似されやすい。
物まねってあるよね。特徴っていくつもあるはずなのに、まだまだたくさん真似できるものがあるはずなのに、
どうしてそればかり真似するのかな?
とらえやすいということなんだろか? たまご=中に何かある というのが一番それらしい?
中に何かあって、割るとなんかが出てくる。確かに、面白い。
しかし、ゆでたまごになったり、なまたまごになったりするほうも面白いと思うけどな。
人によって「面白い」を感じる視点が違うんだろうね。ただ、なにかの真似をするなら、みんなが知ってる、流行っている真似の仕方じゃなくて、
意外なところをマネしてみせると
発想ってそういうところだと僕は思うんだ。