今日久しぶりに満喫行ってカイジ読んだんだけどさ、有名な鉄骨渡りの前半戦に「人間競馬」って出てくるじゃん。ほら、ゲスな成金のギャラリーが大勢見てる中で鉄骨渡って、グループ内で1位だったら2000万円チケット、2位だったら1000万円チケットもらえるやつ。その辺読みながらなんかモヤモヤしてて、なんだろなーって思いながら家帰ってPC開いて、はてブ見たらようやくそのモヤモヤがなんなのかわかったんだよ。あれ、はてブそっくりなんだ。
泣きながら鉄骨渡るクズを見てゲラゲラ嘲り笑ったり、ムカついたら持ってるコップ投げ付けたり、押せって言ってみたり、落ちてケガしたクズがいればまた笑ったり。まるでブクマカーじゃんか。
まぁたいていのブクマカーは笑うだけじゃ飽きたらずに、実際に落ちたバカを蹴りにいったりするんだけどな。人よりうまくクズを蹴れた奴が仲間内でヒーロー(いや、スターかな?)になれたりもする。中には何もせず、ただ見てるだけの奴もいる。そんなとこまでそっくりだ。
そういう奴らについて、利根川さんはこんな風に言うんだ。安全(セーフティー)という名の愉悦、ってね。それが美味だってことはブクマカー達を見てればよくわかる。橋から落ち足の骨が折れて泣きじゃくるクズを、寄って集って安全な場所からボコボコにするブクマカー達は、本当にイキイキとしてて愉しそうだもんな。
まぁこんなこと言ってる俺も、増田にいる時点で同類みたいなもんだよ。つーか、日本の大多数の人間が実はそうなんじゃねーかって、はてブ見てると思えてきちゃうんだよな。はてブ楽しい。
カイジにチケットを渡して死んでいった石田さんのような存在が今のインターネットには欠けている。
自分で何も生まない消費者は 批評することでしかチヤホヤされない。 何か本気で創作したことのない人は とってもつまらない。 でもそういう人が多数派なのでああいうところで過ごす...