結構最先端めな東京のWeb業界から地方のSIer業界に転職して3年経ったのでそろそろ感じたカルチャーギャップをつらつらと書くよ。
転職の理由はまあ家庭の事情ってやつなので割愛。給料もやや減ぐらいで特筆することはないから割愛するよ。
上司を呼ぶときは正しい肩書きを後ろにつけないと嫌な顔をされるよ。
前の会社では社長までさん付けで普通に会話していたのでなかなか衝撃だった。
昇進や降格で肩書きが変わると呼び方も最新のものにちゃんと変えないといけないから大変。
昇進ならまだ訂正する方が嬉しそうに訂正してくれるからいいが、降格した人を前の役職で呼ぶと気まずさがハンパない。
当然メールの宛先にも肩書きを付けるので最初の宛先の羅列にすげー時間がかかるよ。
スーツで太っててやたら偉そうで、何の仕事をしてるのかよく分からないがゴルフの情報にはやたら詳しいみたいなのが割といるよ。
その人たちにとって下々の人間は石ころみたいな存在らしく、ほとんど注意は払われない。
これもテレビドラマで見た!って感じだよ。
なかなか新鮮だった。
見積もりの確認書からプロジェクトのリスクから反省点からレビュー表からテストのエビデンスから。
とにかくプログラムのコード以外に書かなければいけない書類が多いよ。
さらに一つ一つに上司やさらに上の人たちの印鑑が必要なので時間がかかる。
上の人たちは書類を見て印鑑を押す仕事だけで1日のほとんどを奪われているんじゃねーかとか思うよ。
実際にコーディングをする前に、そのままプログラムに変換できるんじゃねーかレベルの詳細設計書を作らないといけない。(当然作成ツールはExcelだよ!)
最初からコードで書く時間の5,6倍ぐらいの時間を使って、結局そのままコードに自動変換はできないロジックを日本語で書く。
当然簡単なテストも出来ないのでここでロジックの不備が見つかることはほとんどない。
ちなみに、実際のプログラミングは詳細設計書を写経するみたいなものなので全く面白くないよ。
一度上司にこの設計書の存在意義を聞いてみたら「誰でも実装や保守ができるように」などという答えが返ってきたけど、実装ならこの設計書を書いている間に終わるし、コードを読めない人が保守するようなプロダクトには、恐ろしくて関わりたくないと思ったよ。
割愛。
あまりにも文化が違う。300行ぐらいあるifブロックのネストとか余裕。
割愛。
割愛。
3年間で関わった案件で1度も実現できなかった。
割愛。
色々な切り口で問題点を伝えたが「規約ですから」で取り付く島もなかったよ。
結局、呼び出す度にどういう処理をするのか毎回コメントを書くことになっていたのには笑った。
田舎の人間って個人に向上心がないから、それらが集まってできる環境が田舎になるんだなって 10年ぶりくらいに実家に住所を移してみてわかったよ(お前も元は田舎の人間だろとかそう...
元増田の記事って「NTTデータ(とかその辺のSIer)ルール」そのものだけどな。 どちらかといえば都会寄りルールなんだぜ。
地方とか東京とかあんまり関係なくね