2015-08-10

疑心暗鬼に陥った人間に、言葉は通じない。

不倫モノの映画をみたのだが、不倫された奥さんの言葉が素晴らしかった。

 

「我家が全く別物に見える。」

 

そう、疑心暗鬼に陥るというのは、疑いぶかくなる。とかそいういうことではない。

それまでとは異なる概念を獲得してしまった。新境地なのである

 

彼女文明都市にふれてしまった先住民族なのだ

それまでのように「手でケツを拭け」と説得されたところで、彼女はそれに嫌悪感を示すだけなのだ

全ての言葉は、古い概念が作り上げた嫌悪感を飲み込ませる何かとしてしか届かない。

 

では、このように言葉が通じなくなった場合、どうしたら良いのか。方法は二つあると思う。

 

1 離別する。既に住む世界が違うのだが離れる。これが一番シンプルでよい。

2 耐える。元の土地に戻れば慣れてくるだろう。しかし、これは一生耐えることになる。精神的につらいだけだ。

 

というわけで、離婚しようぜ。嫁よ。

 

正直、そうやって耐えてもらってる方がつらいんだよ。気持ち悪いんだ。

そう、疑心暗鬼になったのは、不倫した俺をみたお前の姿をみた俺なんだ。

記事への反応(ブックマークコメント)

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん