2015-08-01

[]納豆うどんをめぐる冒険

うどんレシピには「ハレのうどん」と「ケのうどん」があると思っている。「普段着のうどん」「よそゆきのうどん」と言い換えてもいい。

家族や友人など人に出せるものがハレ、ちょっと人様には出せないけどササッと自分だけ食うのに適しているのがケである

ハレとケの境目ははっきりしないが、

などが多ければ多いほどハレに寄っていく。

これまでに書いてきた本カテゴリーの中では、おとうふうどん柚子わさびうどんがケ、パッタイ風や広島つけ麺風がハレだと認識している。

ケの極北かけうどんだろう。自宅での作り方で一番簡単なのは

  1. 冷凍うどんレンチンして丼にあけ
  2. ヒガシマルうどんつゆ(粉末)とお湯を注ぐ

という2ステップ。洗い物も丼と箸だけ。

ヒガシマルうどんつゆもテーブルマーク冷凍うどんも美味いんだけど、しかし、さすがにずっと食ってると飽きる。

自分納豆が好物であることから、ここに納豆を加えることでワンランク上のケのうどんを探求していきたい。

かけうどん関西風)+納豆

上記の作り方をしたかうどんに、納豆1パックを加えるだけ。

不味くはないが、つゆが薄口醤油ベース・添付のたれが濃口醤油ベースでなんとなく相性が良くないような気がする。

やはり関西のだし文化納豆はそぐわないのかもしれない。

手間:★☆☆☆☆

味: ★★★☆☆



かけうどん関東風?)+納豆

つゆをヒガシマルから濃縮めんつゆ我が家ではにんべんのつゆの素を使用)をお湯で割ったものに代える。

関西風より断然合うが、飽きる。かけうどん納豆を入れるとどんどん底に沈んでいくため、つゆは全部飲むことが前提になる。じゃないと納豆粒が残っちゃってもったいない

感覚として、ヒガシマルのつゆは飲みきれるが、めんつゆは薄めにしても飽きてくる。途中で七味をかけて乗り切ることは可能だが、あまり推奨しない。

手間:★★☆☆☆(めんつゆの計量の必要がある)

味: ★★☆☆☆



ぶっかけうどん納豆

濃縮めんつゆをお湯でやや濃いめ(飲めるけど濃いかな?程度)に割る。量はうどんの腰ぐらいまで。

はなまるうどんぶっかけイメージ作ってみたらこれが大正解。残った納豆も食べやすい。

手間:★★☆☆☆

味: ★★★★★



生しょうゆうどん納豆

濃縮めんつゆをそのままうどんに掛け(掛け過ぎ注意)、納豆を乗せて混ぜる。

これも味は悪くないが、讃岐うどん納豆が絡まずめっちゃ食べにくい。

最終的に「納豆風味のうどん」と「納豆単品」を別に食べてるような状況になる。

手間:★☆☆☆☆

味: ★★★★☆



Conclusion

現時点でのマイベストぶっかけうどんスタイル


Discussion

今回は「ケのうどんとしての納豆うどん」を検討したため、なるべく手間の少ない方法を取り上げた。

面倒でなければ納豆包丁で叩くとか、釜玉にするとか、冷うどんにしてオクラメカブモロヘイヤと一緒に「ねばねばうどん」にするとか(これは立派なハレのメニューですね)、より美味しく食べる方法はあると思う。

ただ、「ちょっと小腹が減って、冷凍庫うどん冷蔵庫納豆がある」というような時にはぶっかけうどんスタイルが有利であることが強く示唆されます。なお、先日スーパー納豆売り場で購入した納豆用やくみを入れたらますます幸福度が上がった例も報告されています(俺:n=1)。

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