2015-07-10

腹立ちに圧倒されて、日常のことも手をつけられず、まともな飯を作ることも探すこともできず、ネットも本もテレビ気分転換にならず、いつもの楽しみは全部上滑りしていく。強引にでもだれか人間と会って会話をして、脳内ループから身を引きはがすべきだとわかっている。そう思いながら、一人で残業して、黙って帰ってきて、世界を薙ぎ払おうかという怒りの炎で慎ましくおのれ一人を焦がしつづけている。炎が熱くて眠れもしない。

何か気分転換ができればいいのだ。劇的なものでなくてもいい。くだらないことでも、美しいものでも、難しいことでも、何でもいい。わかっている。

頭にこびりつき、エンドレスリピートされ、怒りを誘う記憶ばかりが連鎖的に蓋をひらく。こんな認知能力しかないポンコツな脳なんだから、だまして目を逸らさせるなんて、簡単そうじゃないか。それなのに。

通勤できる距離に実家があって、帰る先に家族がいればよかったのに。電話をしたり、気楽に遊びにいけるような友達が近くにいればよかったのに。

たまには親しい感情あるものに触れる機会がないと、脳のループが止められなくなることがあって、疲れきるから困る。

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