2015-07-06

夜って絶滅危惧種だよな

とか言うと、「瀕死の夜ちゃんを救うための募金活動をしているんじゃないか」くらいに勘ぐられるかもしれないけど、俺は昼のことも好きだよ。

暗いより明るい方が安心かつ安全だし、利便性も高い。いや、好きというよりは生活必需品みたいに感じているのかもしれんな。

でもさ、何でもかんでも照らし出しすぎじゃね?照らし出しさえすれば何でもわかるとか思い込んでね?照らされてない世界に住めない奴は落ちこぼれレッテル貼るところまで行ってね?

昼の全体主義だこれは。夜のアウシュヴィッツだ。昼は欠かせないけどさ、いくらなんでも侵出し過ぎでしょ。

煌々と光る中でも平気で情事を交わす人より、「いやだ、消して」って言う人の方が俺は好きだ。

夜は暗くて見にくい(醜くはない)。妖しさがある。でもその妖しさは想像力の活きる場所なんだ。アタマの方だけじゃなくて、身体性も夜のほうが活きるのかもしれん。エロい意味じゃない。暗いと彼我(彼の大正は必ずしも人間とは限らない)の境界がわからなくて融けだしそうになるでしょ。それを食い止めるために身体を意識するのだ。でもこれってやっぱりアタマ仕事だろうか?

ひと目でわかると助かるものは多いけど、必ずしもすべてのもの適用できないはずなんだ。抽象的だろ。夜っぽいだろ。夜の男だ。でも夜の○○ってのは大体擬似夜だ。そんなわかりやすい言分け((C)丸山圭三郎)は無用長物なのだ

俺は真っ暗な空間音楽を聴いていたい。これこそきっと夜だ。踊り出すかもしれん。でも考えたら、これってクラブじゃね?って思った。

はいわゆるクラブは好きではない。あそこに行くやつらは大体イケてるからな。自分の踊ってる姿が照らし出されても恥ずかしくないやつらだ。むしろ恍惚とするやつらだ。他人目線バッチコイだ。ちょっと前に流行ったファレル・ウィリアムスの"HAPPY"動画シリーズなんてサブイボしか立たない。

俺はイケてないから誰にも見られないところで粛々と(上から目線)踊りたい。巷にあるクラブはすんげえ昼って感じだ。でもオウテカライブは真っ暗でよかった。他人無意識が混ざってくる感じがした。言葉交流するのが苦手だから無意識交流出来たらいいなと思う。

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