信仰に苦難の時代があった。 メシアとしてイエスが現れ、彼は愛を説き、自らが犠牲となることで贖罪とした。
だが、実際に弾圧された者達は結果的に救われたとは云えども、迫害の中で死んだ者もいるのだ。 苦難に晒された恨みはメシアによって抑圧されたともいえる。 救済されることよりも復讐を願う者は行き場がなかった。
そういった怨念を導く者が現れることもまた必然であったといえよう。
愛によって救済に導いたイエスが表のメシアなら、怨念の成就に導いたのが裏のメシアである。
裏メシアは信仰を集め、亡者たちは裏メシアの名を叫びながら復讐に猛った。
幽霊が現れるときの「うらめしや」はこの裏メシアが語源である。
という与太話を考えたんだけどどうかな。