当方、内定を貰い就職活動が終わっている理系院生。仕送りで生活している。彼女なし。
現在、ほぼ毎日(土日も)朝から12時間ほど研究室で研究している。趣味らしい趣味もなく、家に帰っても寝るだけである。学部時代は盛んだった友人との交流もほとんどなくなり、研究室の人間以外と話す機会はない。あれだけ厭で仕方なかった(だからこそ就職するのだ)研究に邁進している日々である。傍からは、私がさぞや苦しんでいると思うだろう。
ところが違うのだ。今、私は、人生で一番幸せを噛み締めている。勿論就職が決まったことにより、差し当たった将来の不安が解消されたのは大きい。しかし最も大きい原因は、心が波立たない穏やかな生活を送っていることにある。
たったこれだけである。これだけのことが今までの人生で出来ていなかった。(あるいは出来ていたとしても自発的でなかった。)色濃く生きようとしなくてもよいのだ。ただ日常を繰り返してよかったのだ。
こんなにも穏やかに生きることが幸せだとはなあ...