30歳になった。
もうアラサーじゃない。
サーだ。
30代になったので、
になることだ。
きっとダレノガレは、
仕事のめちゃくちゃできる男とじゃないと
セックスしない。
仕事がめちゃくちゃできて、
ユーモアがあって、
健康的で、
おしゃれで、
友達がたくさんいて、
家庭的な男。
トライアスロンでもいい。
明美は、
そういう男をつまみ食いする。
おいしそうだなー、って。
パクーッ、って。
今のおれは、
ダレノガレには相手にされない。
こんな中途半端な男じゃだめだ。
そもそも、
おれが委縮する。
今のおれは、
ダレノガレとまっすぐ向き合えない。
30代は、
そのためには、
でも、正直
だから、
アイデアというのは、
と言ったのは糸井重里だ。
おれにとって、
30代に直面するであろう、
仕事、
健康、
家庭、
全てにやる気が出る目標、
おれにとってのアイデア、
それが
だ。
誤解しないでほしい。
実際にセックスするわけじゃない。
「セックスできるような男」
になりたいだけだ。
何なら、ちょっと飯を食うだけでもいい。
とにかく、
おれは、
仕事に打ち込み、
ジムに通い、
友達と遊び、
そして心が折れそうなときは
「そんな男は、明美とセックスできない」
と考える。
そう思うと、自然と奮い立つことができる。
今日も一日頑張った。
明日も一日頑張ろう。
フォーエバー、明美。