間もなく五時。医者に止められている酒も、ほんの一杯のつもりで始めてからかれこれ八時間である。働く必要を排除された身であるために、明けの水色がオレンジから次第に澄んでいく様も、特に断る必要もなく美しく悦ばしく思える。
眠ろう。生まれ、生きて、死ぬまでに何度も繰り返してきて、繰り返していくそのひとつに、この今回はゆっくり身を委ねるのだ。久しぶりの深酒がいつもよりは当たり前に眠りを赦してくれる。私はそれが、ああ、有り難いことなのだな、と知っている。
おはよう諸君。私は寝るよ。おやすみ。
Permalink | 記事への反応(0) | 04:45
ツイートシェア