2015-04-19

無欲で正直なバカの話

先月、世話になった先輩がちょっとしたイベント記念のパーティーを開催したんだ。

その先輩、足が不自由で普段杖ついて歩いていて、階段上り下りには助けが必要なことがある。

今回のパーティーの開催場所が地下のライブハウス階段結構急で助けが確実に必要だった。

で、俺はそのヘルパーやら、チケットのもぎりやら細々したことをを手伝うことになった。

先輩は律儀なので、一応報酬は貰える。今回の報酬パーティーの会費5000円免除ということになった。もう少し出しても良いと先輩に言われたけど、別に大したことをしない感じだったので会費免除だけで手を打つことにした。

で、当日。

開演1時間半前から先輩と合流して、ライブハウスに向かった。階段上り下りを手伝った。先輩は趣味弾き語りをするのでそのセッティングの手伝いとかもした。

他にも記念で演奏とかする先輩の友人への挨拶やら、ライブハウス入り口チケットのもぎり、更に車いすの来場者の対応なんかもした。

そんなこんなでイベント記念パーティーが開演。先輩にはもぎり終わったら、好きに飲み食いしてもいいと言われたけど、疲れてろくに食べられなかった。手伝いするから酒も飲めない。ジンジャーエール乾杯して、それからも先輩や車いすの人へ料理運んだり、写真希望する人にシャッター押したり、後から来る人のもぎりにライブハウスの前で突っ立ってるとか休む暇なんて全くなかった。

そんなこんなで3時間ほどしてパーティーはお開き。もうヘトヘトだった。

実は今回のパーティにはもう一人手伝いで参加している人がいた。先輩の知人らしいのだけど、ビデオを撮って編集してDVDにして渡す事をするらしい。

撮影機材とか興味あったので、その人と少し雑談したのだけど、仕事では無く趣味でこんな事をしているとのことだった。だけどビデオカメラノートPC結構良いものを使っていた。

来場者も次々帰っていく中で俺は衝撃的なものを見てしまった。

そのビデオ撮影をしていた人に先輩が報酬を渡していたんだ。

金額2万円+交通費

その時点で頭が真っ白になった。

俺、あんなに頑張ったのにパーティー免除。飯も飲み物殆ど採ってない。交通費すら出てない。

それを見てからどうしていいかわからなかった。

そりゃ、俺も一眼レフ撮影とかするとき現像が大変なの身を以て知っているから、それ以上に大変そうな動画編集が大変なのはよくわかる。よくわかるんだよ。

でもよ、なんだ、この差は。

撮影してる人、カメラセッティングしてから殆ど動いてもいないし、それ以外のこと一切していない。

俺はライブハウスの店員に間違われるくらい動いたのになんで交通費すら貰えないの?

先輩に遠慮して報酬もっと貰わなかった俺がバカなんだと思う。それは認めざる得ない。でも、なんで先輩は追加報酬とかくれなかったのか?

良いように利用されてるのか??

完全撤収してライブハウスを出て、先輩を支えながら最寄りの駅に向かう先で先輩はこう言った。

「本当にありがとう。お前がいてくれたから本当に助かったよ」

にこやかに言ってくれた。

それは嬉しかったのだけど、暗澹たる気持ちで心の奥まで届かなかった。

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